昨晩の残り物をそのまま朝ごはんに ~「ももふく」店主 田辺玲子さんvol.2

器店主の朝ごはん
2016.02.14

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こんにちは。うつわ「ももふく」の田辺玲子です。我が家の「朝ごはん」と、その器づかいをご紹介する連載の第2回目です。

photo&text:田辺玲子 使用カメラ:OLYMPUS PEN Lite E-PL7

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今回は「昨晩の残り物をそのまま朝ごはんに」です。

 

朝は夫より少し早めに起きますけれども、しなければならないことが多くとても忙しいので、いつもしっかり朝ごはんを用意するのは大変です。なので、晩ごはんのおかずを多めに作り、それを温め直すだけ、ということもじつは多いのです。

それでも、一日のはじまりの食事ですから、夕食の時とは違った雰囲気の、さわやかな食卓にできるよう心がけています。

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この日は、昨晩の残り物の鶏のハーブ焼きと焼き野菜、温野菜の盛り合わせにトースト、南瓜のポタージュ、コーヒーの朝ごはんです。

使った器はこんな感じ。

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巾が21cmくらいの楕円皿と、焼締の小鉢、コーヒーカップです。

忙しい朝ですから、洗い物もできれば少なくしたいところ。なので楕円皿のワンプレートごはんにしてみました。

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楕円皿のような横長のお皿は、見た目の大きさよりも、沢山の分量のお料理が盛りつけられます。そして器いっぱいに盛りつけても、なんとなく納まりもいいのです。

奥行きがないので、小さなテーブルの場合は、他に器をいろいろ並べても圧迫感がないので、あると重宝な器ですよ。

スープの器は、今回は焼締の器を使っています。

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焼締は、釉薬のかかっていない器で、粘土の生地がそのまま仕上げになっているものです。なので、色は茶色や黒で、焼いた際の色むらがあったりして、大地そのもののようなワイルドさがある力強い雰囲気の器です。

こういう黒っぽい器は「何を盛ったらいいのかわからない」「合わせずらいような気がする」と敬遠されがちなのですが、これが意外と野菜の色を鮮やかに美味しく見せてくれます。また、白い器と合わせることで見た目にメリハリが出て、食卓に奥行き感が生まれる効果も。一客あるとこれまた便利です。

「何か器を買ってみたいんだけれども」と思った時には、まずはお手持ちの器と合わせたときどんな感じになるかな?ということを想像して、器同士の色合いの相性や、形の使い勝手を考えるてみるのがおすすめです。今まで持っていなかったタイプの新しい器に挑戦できることがありますので、ぜひお試しくださいね。

 

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うつわ ももふく
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シンプルで飽きのこない普段使いの作家もの器を扱う。

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