季節の変わり目におすすめ!大人のブラックコーディネート
こんにちは。
福岡のセレクトショップ「YOCA(よか)」の茅島です。
この記事が掲載される8月11日はちょうどオリンピックの閉会式。真剣な眼差しで懸命に競技と向き合う選手たちの様子が遠くパリから離れた私の生活の中でピリリといいスパイスになってくれた今年の夏、12時近くなると襲ってくる眠気には勝てずじまいで、朝のニュースでチェックして一喜一憂みたいな感じでしたが皆さんはいかがでしたか?日本中、ついつい見入ってしまって毎日が寝不足なんて方も多かったと思います。明日からは安心して眠れますね!ちょっと寂しいけれど。
オリンピックは終わっても過酷な夏はまだ続きそう。よく寝てよく食べて、どうにか元気で乗り切りましょうね。
8月、お盆も過ぎたころになると雑誌や店頭でも新鮮な秋の服が紹介され始めるからか、真夏の装いと違う、少しだけ秋めいた装いもしたいなという気持ちになってきます。かといって実際は9月・ヘタしたら10月まで暑いわけで、快適でいられることは絶対条件。奈良のブランド「entwa」が今年の夏に提案した ‘黒’のシリーズはこういった難しい悩みを抱える夏から秋への季節の間にもとってもおすすめ。おしゃれしたい心を満たしつつ、居心地よくしてくれるアイテムをいくつかのコーディネートとともにご紹介したいと思います。
1つ目は、ほんのり透けるリネンコットン生地と七分袖が黒の重たさを感じさせない軽やかなプルオーバー。
ポコポコとした立体感、よく見るとチェック状の織りになっていて、光に透けた時「あら素敵!」とときめきます。吊るしている写真では分かりづらいですが、着用した下の写真では伝わるでしょうか。
前着丈はすっきりとしてボトムとのバランスがとりやすく、後ろ着丈は少し長めでふんわり腰回りをカバーします。背中に入ったタックと透けるギンガム、このほんのちょっとの可愛さのさじ加減が嬉しいです。
ゆったりとしたリネンの白パンツとの組み合わせに添える秋のエッセンスは、夏もさらりと気持ちよく使えるカディコットンのストール。深いブラウンは泥染めによるもの、コーディネートが一気に引き締まります。
2つ目はストンとしたIラインが大人っぽいリネンのラップスカート。波打つようなクレープ加工が施されていて、その立体感でもタテ方向に目線が運ばれるので、よりスッとして見えます。ラップスカートといっても、広い筒状のスカートを畳むようにして身につける’ラップスカート風‘な仕様ですから、ひらりとめくれてしまう心配もないし足捌きにもストレスなし。この日常の暮らしの動きに寄り添う実用性が「entwa」ならではです。
少し前、インスタグラムでは夏のブラックコーディネートとしてこのようにご紹介させていただいたスカートでしたが、
赤みのあるきれいなブラウンのカットソーにトップスを入れ替えてシックに秋らしくなりました。着け心地のやさしさに定評のあるアンダーウェアブランド「me.」から登場した新作のカットソーはモダール(レーヨン)コットンにシルクがブレンドされていてとろんとした肌触りと軽い着心地で、もれなく暑かった撮影日にも気持ち良く感じましたよ〜。足元にはサンダルももちろんいいけれど、こうしたマニッシュなレースアップシューズとも相性ピッタリなスカートですよね。
3つ目は、梨のように表面がざらっとしていていることから’梨地’と言われるリネン生地を使用したトップスとパンツのセットアップ。透け感なく程よい厚みがありますので、秋にもたくさん使っていただきやすいアイテムたちです。「ざらっとした」なんて表現をしてしまうと着心地の面は大丈夫なの?と思わせてしまうかもしれないですが、この細やかな凹凸が肌への接地面を減らすことで肌離れよくサラッとした快適さをキープしてくれますよ。
トップスは袖口、後あきに施された深めのスリットがデザインのアクセントに。チラリと覗く素肌が抜け感のある印象になり、動きに合わせてひらりとゆらめく様子が黒の重たさを拭い去ってくれます。パンツはシンプルなワイドストレート。リラックスして身につけられるゆとりはありますが、とろみのある落ち感良い生地ですっきりとしたシルエットをつくります。前ウエストはゴムを通さずベルトで仕上げられていますのでタックインもおすすめ、より脚長効果発揮です。
トップス・ボトムともに肌を覆う部分が多く全体的にきちんと感も押さえたデザインだから、普段使いからセミフォーマルとしても幅広く活躍してくれそうなセットアップですが、もちろん上下別々で着こなすのも楽しいです。最後はトップスとボトムそれぞれを全体の色は変えずに雰囲気を変えてご紹介させてください。
同じ「entwa」の定番ボトム、ワイドパンツとはもちろん好相性。サイズ0を選べばこのように着丈短めでキュロットのようにも見え、軽快で愛らしい印象に。この膨らみある立体的なデザインは、「entwa」のショップスタッフさんたちのアイデアで生まれたとのこと。実際に履くと動きやすく、立ってしゃがんで曲げ伸ばしを繰り返しても膝が伸びずシルエットがキープできて、なるほどなーと感心しつつ私のお気に入りのパンツの一つとなりました。これから素材違い、サイズ違いでまた増えていきそうです。
ボトムは長い着丈のシャツと合わせて、少しルーズに、メンズっぽい雰囲気で。「1dozen」のシャツは日本で織られた上質なリネンの風合いが美しくて絵になる一枚。古い時代に男性たちが身につけていたシャツから再構築したというディティールのデザインはシャツ好きにはたまりません。私は色違いの白をほぼ年中着倒していますが、ネイビーもクリーンで落ち着きある大人の知性を感じるカラー、身につけて改めて良いなと感じています。
「entwa」のブラックを使った今回、いかがだったでしょうか?季節の間は身につけるものに少々悩んでしまうけれど、素材感は夏そのままの快適さで、けして無理なくどうやって新しい季節感を取り入れようかと考えるのもまた楽しいものですね。いろんなアイデアを試しながら秋へとスイッチングしていきたいです。
今回も、最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。お休みにならない方もきっと多くいらっしゃると思いますが、来るお盆の1週間をオリンピックの余韻とともにたくさんの笑顔でお過ごしください。熱中症には気をつけましょうね〜!
コーディネート その1
トップス entwa / リネンコットンギンガムタックプルオーバー ¥19,800
パンツ sugiwai / ドローストリングパンツ ¥35,200
ストール Suno&Morrison / Khadi Stole Natural Dyed ¥26,400
コーディネート その2
トップス me. / flow cotton silk ロングスリーブT ¥7,150
スカート entwa/ クレープリネンラップスカート ¥23,100
コーディネート その3
トップス entwa / 梨地リネンサイドタックブラウス ¥22,000
パンツ entwa / 梨地リネンストレートパンツ ¥23,100
コーディネート その4
トップス コーディネート その3と同じ
パンツ entwa / ヘビーリネンツイルワイドパンツ ¥23,100
靴 BEAUTIFUL SHOES / ONE PIECE SNEAKERS ¥39,600
ソックス hakne / リネンリブソックス ¥2,310
コーディネート その5
シャツ / 1dozen リネンドレスシャツ ¥25,300
パンツ コーディネート その3と同じ
靴 コーディネート その4と同じ
*記載のないものはすべて私物です。
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