カリフラワーをゆでずに生で食べてみて!「ニース風サラダ」レシピ
春爛漫ですね。新生活や習い事を始めた人、衣替えやお部屋の模様替えで気分転換した人、子どもの学校行事で忙しい人…、いろいろな変化を積極的に楽しみたくなる季節です。食卓にも、新しいレシピを加えてみてください。今週ご紹介するのはサラダ。カラフルな食材を使って、混ぜていただくミックスサラダは食卓が華やぐうえに、お腹の満足度も十分。
東京・銀座の名門料理教室、田中伶子クッキングスクール校長で、海外生活も長い中村奈津子さんの書籍『ミックスサラダ』(今年3月発売)に載っている、おもてなしにも使えるおしゃれなメニューのレシピ特集も今日で最終回。ご紹介した5つのサラダ、ぜひこの春の新定番にしてくださいね。
昨日、生マッシュルームのメニューをご紹介したところ、隣の席の編集スタッフから「生食、いいですね! 他にも生がおすすめの珍しいサラダってありますか?」と聞かれたので、今日はこちら。
日本でも定番となりつつあるニース風サラダですが、中村奈津子さんのレシピではカリフラワーも生のまま薄切りにして加えます。「ニューヨークではカリフラワーのこうした使い方がポピュラーなほか、ブロッコリーの生の茎のせん切りがお店で売られていたりするし、ズッキーニもピーラーで細長いリボン状にして食べます。新鮮な野菜じゃないと生食はできないのですが、生のおいしさを一度知ってしまうと、クセになりますね」。
新刊『ミックスサラダ』にも、そんなメニューがいくつか。
こちらはブロッコリーの茎のコールスロー。
生ズッキーニのリボンサラダもおいしいです。ぜひ本を参考に、作って味わってみてください。
ニース風サラダ
ゆで卵以外は、生野菜を使うのがニース風サラダの原則。カリフラワーも生で薄切りにして加えると、シャキシャキしておいしいです。ワインにも合います。
【材料(2人分)】
具材
・セロリ…1/4本 → 短冊切りにする
・トマト…1個 → くし形に切る
・カリフラワー…1/4個 → 薄切りにする
・ゆで卵…1個 → くし形に切る
・ツナ缶(かたまり)…70g
サラダ菜…7~8枚
アンチョビー…2枚 → 粗みじんに切る
黒オリーブ…4個 → 薄い輪切りにする
A・フレンチドレッシング(以下参照)…大さじ3
・粒マスタード…小さじ1/3
→よく混ぜておく
【作り方】
1 器にサラダ菜を敷き、ツナが中央になるように具材を彩りよく盛り合わせる。
2 アンチョビーとオリーブを散らし、食べる直前にAをかける。
フレンチドレッシング
【材料(約1カップ分)と作り方】
白ワインビネガー…50ml
塩…小さじ1
はちみつ…小さじ1/2
こしょう…少々
オリーブオイル…150ml
→すべての材料を泡立て器でよく混ぜる
photo:公文美和
Profile
中村奈津子
50年以上続く東京・銀座の人気料理教室、田中伶子クッキングスクール校長。NPO日本食育インストラクター1級。わかりやすい講義、素材選びの確かさ、繰り返し作りたくなる味つけ、盛りつけの繊細さに定評がある。日本女子大学食物学科卒業後、ニューヨークのニュースクール、フィレンツェのラ・フォールアカデミーで学び、香港駐在中には中華料理も習得。食に関する国際的な知識と経験が豊富で、企業への食関連の商品開発アドバイスにも積極的なほか、テレビ番組のグルメコーナーにも多数出演中。本年3月に初の単独レシピ本『ミックスサラダ』(主婦と生活社)を出版。
田中伶子クッキングスクール http://www.tanakacook.com
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。