オフィスでもリネンシャツ
リネンシャツのおしゃれ5(板倉直子さんのかしこい衣服計画 vol.8)
リネンシャツはカジュアルなイメージがありますが、時には職場でキリッと着てみても。
4月最後の連載はダジャアトリエからお届けします。リネンはサラッと通気性も良く、温度調節もしてくれる頼もしい素材。快適な着心地に仕事もドンドンはかどりそうですね♪
爽やかなライトブルーのリネンシャツ。レディスでは珍しくXS、S、Mの3サイズ展開です。ジャストサイズで選ぶのも良し、少し大き目をオーバーサイズで選ぶのも良し。
私はワンサイズ大きいサイズMをゆったりと着てみました。
オーバーサイズなので袖を肘までまくりやすく、何よりも動きやすいので仕事中も重宝します。
スカートからのぞくシャツの分量感も、おしゃれのポイント。力が抜けた自然な感じが、かえって大人っぽい気がします。
今回ご紹介するシャツはハンドルームのリネンシャツ。メンズデザインのこだわりをレディスのシャツに落とし込み、オーダーメイドで使用するできる限りの手法を贅沢に取り入れています。私はメンズライクなシャツを大人の女性が着ると、かえって女性らしさがより引き立つと感じます。このダジャ別注のハンドルームのシャツのイメージソースはフランス女優のジェーン・バーキン。彼女のようにさりげないけれど格好良くシャツを着こなしたい、と思っています。
ハンドルームの今シーズンのリネンシャツは、イタリアで1908年に創業したテキスタイルブランドLEGGIUNO(レジウノ)社の生地を使用しています。清らかな透明感のあるサックスブルーのシャンブレー生地は、フレンチリネンを原料に、時間をかけた昔ながらの染めと織りで風合い良くしなやかな仕上がりです。
シャツに合わせたのはオニールオブダブリンのリネンキルトスカート。太目のバックルが着こなしをキリッと見せてくれます。アイルランドの伝統的なキルトスカートに洗いをかけ、プリーツがギャザーのように仕上がっています。長時間座ることの多いオフィスワークにもお勧めの1枚です。
そして、シャツをインしやすいキルトスカート。インが苦手な方も是非トライしてみて下さいね。
さて4月の「リネンおしゃれ特集」はいかがでしたでしょうか?この気持ちの良い季節に、心地の良いリネンシャツを是非お試しください。
次回は7月の毎週日曜日に登場する予定です。どうぞお楽しみに!
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リネンシャツ「HAND ROOM」¥20,000+tax
タンクトップ「FABRIQUE en planete terre」¥3,900+tax
リネンキルトスカート「O’Neil Of Dublin」¥29,000+tax
靴、靴下は私物です。
←その他の「Daja(ダジャ)」板倉直子さんの着こなしはこちらから
Profile
板倉直子
島根県松江市のセレクトショップ「Daja」ディレクター。トラディショナルをベースに自分らしい着こなしを提案している。著書に『大人のための かしこい衣服計画』(主婦と生活社)。この連載では、1月、4月、7月、10月の毎週日曜日に登場予定。
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