【岐阜の旅】岐阜和傘の魅力と作り手のストーリーを伝える「和傘CASA」

地元のおしゃれさんが 案内する 小さな旅
2026.05.16

日本のほぼ中央に位置する岐阜県。街の中心に長良川と金華山がある岐阜市は、清流の恩恵を受けたまち。水道水までおいしいと言われるほどで、その水を活かした食の名店が市内のあちこちに根付いています。街から山が近く、街なかなのにどこかのんびりした空気が漂うのも、岐阜市ならではの魅力です。
そんな岐阜市を中心に長良川流域の観光とまちづくりに取り組むNPO法人ORGAN。運営する「長良川デパート」「和傘CASA」店長の河口郁美さんが連載の前半を。ORGANのスタッフで、社内随一の食べ歩き好きライター、おくむら裕美さんに後半を担当していただきました。是非、次の旅の計画を立ててみてくださいね。



名古屋から岐阜へ移り住んで15年。今もなお新鮮な感動に出会える、この地域ならではの人と文化の魅力をお届けします。
改めまして、観光やまちづくりに取り組むNPO法人ORGANの河口郁美です。私が店長を務める「和傘CASA(ワガサカーサ)」をご紹介します。



前回は、長良川流域で生まれた工芸品や食、暮らしの道具を集めたセレクトショップ「長良川デパート」をご紹介しましたが、
同じく川原町の通りにある「和傘CASA」は、岐阜市の伝統工芸品である岐阜和傘の専門店です。町家「CASA stella(カーサステラ)」の一角に構え、和傘の魅力を身近にお伝えしています。


築100年を超える町家に一歩足を踏み入れると、色とりどりの和傘がどーんとお出迎えします。天井や壁に並ぶ和傘は、やわらかな光をまとい、思わず見上げてしまう美しさです。


日常では見かけることがなくなった和傘は、特別な存在に感じられるかもしれませんが、雨の日に使える丈夫さと鮮やかな和紙に細かな竹骨と繊細な糸かがりが織りなす美しさを兼ね揃えた工芸品です。(日傘もありますよ!)
ここでは実際に開いたり閉じたり、手に取って重さや質感を確かめていただけます。


完成までに非常に多くの工程と時間を要する和傘。需要の減少とともに担い手が減り、技術の継承が大きな課題になっています。
だからこそ、まずは知ってもらうこと、触れてもらうこと。和紙の光の透け方や竹や木のあたたかい質感にしなやかさ、人の手でしか生み出せない繊細な作りを感じていただきたい。そして「使ってみたい」と思うきっかけになれば、こんなに嬉しいことはありません。


和傘CASAのほか、アンティークキモノの着付けレンタル「ORGANキモノ」、岐阜提灯の老舗・オゼキ株式会社による「OZEKI川原町gallery」と「AKARI gallery」、さらに岐阜のソウルフードが味わえる「冷したぬき天国」と、より深く文化体験をお楽しみいただけます。

ここでの出会いが、誰かの暮らしの中に静かに残り、長良川の流れのように穏やかに、ゆるやかにまた次の人へつながっていく。そんな場であり続けたいと思っています。

 

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和傘CASA

岐阜県岐阜市玉井町6 CASAstella1F
TEL:090-8335-9759
MAIL:info@teshigoto.casa
営業時間:11:00~18:00(冬期11:00~17:00)
定休日:水曜・木曜
【和傘CASA】https://wagasa.shop/
【CASAstella】https://www.casastella.net/
 
MAP:B

日本、〒500-8009 岐阜県岐阜市湊町45

日本、〒500-8009 岐阜県岐阜市玉井町6 CASA stella

日本、〒500-8043 岐阜県岐阜市伊奈波通1丁目8

日本、〒500-8076 岐阜県岐阜市司町40−5

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