山に落ちてたら拾いたくなるもの
〜「OCUYUKI」より〜 vol.22
OCUYUKIの商品で、一番高価な商品。
商品というより、“作品”と呼び方が正しいかもしれません。それが、田村一さんのアートピース「山に落ちてたら拾いたくなるもの」です。
数年前、「奥行き」というテーマのイベントに合わせて、制作していただいたシリーズです。

以前ご紹介したカップやソーサー(リンク)とはまた違った作風で、野生的で、少し妖しさを感じるような佇まい。
まさに、山に落ちている木の幹のような、虫の抜け殻のような、何か。

秋田の山の中で作陶している田村さん。普段は、淡くやわらかな器の印象が強いですが、こうしたアートピースには、より自由で、感覚的な側面が現れています。

印象的な「手」のモチーフは、
2016年に発表された、秋田の日本酒「新政」とのコラボ酒器にも見られました。

「蝦夷女之手」というタイトルで、
器に添えられたお酒の神様の「手」として登場し、他では見ることのできない無二の酒器として話題になりました。
そして、今回の「手」のモチーフが付いたものには、タイトルに「尺取」という言葉が付いています。

「尺取」には、“寸法を測る”という意味がありますが、「酌取り(しゃくとり)」という、お酒の席でお酌をする人を指す言葉にも掛けられていて、お酒好きの田村さんらしい、遊び心を感じます。
この作品を眺めていると、子どもがまだ小さかった頃を思い出します。
散歩に出ると、いつのまにか枝や石ころを拾って、大事そうに握っていることがよくありました。ちょっと長い木の枝や、変わった石を見つけると嬉しそうにして、何に使うわけでもないのに、宝物みたいに持ち帰っていた。今年10歳になる娘は、
気づけば、そんなこともしなくなっていました。
「山に落ちてたから拾ってきた」。
この作品は、そんな愛おしい感覚を思い出させてくれます。
本当に「山に落ちてたから拾ってきたもの」と並べて愛でてみるのも、一興かもしれません。
■「山に落ちてたら拾いたくなるもの」A
■「山に落ちてたら拾いたくなるもの」B
■「山に落ちてたら拾いたくなるもの 尺取」A
■「山に落ちてたら拾いたくなるもの 尺取」B
東京都国分寺市日吉町2-33-20 シャルムビル102
営業時間:水-金11:00〜18:00
火/土12:30〜18:00
定休日:第一土・日・月・祝祭日
https://ocuyuki.jp/
Instagram:@ocuyuki
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