洗濯物を干す、たたむ、しまうが完結する家事ルームをフル活用
~ 西森さとみさんの場合 ~
家族構成や家の間取り、クロゼットの大きさ──。
その家庭によって、衣類収納の条件はさまざま。
けれど、どんな条件だって生活スタイルや家事動線を考えた配置や使う人の行動パターンを考慮した工夫をプラスすれば誰にとっても使いやすいクロゼットになります。
先日発売になった『毎日ラクに片づくクロゼット収納』では、いろいろな試行錯誤を経て自分らしいクロゼット収納のスタイルを見つけた13人が登場します。
今日は、表紙にもなった西森さとみさん宅のクロゼットをのぞいてみましょう。
西森さんは、ご主人、7歳の息子さん、5歳の娘さんと4人暮らし。フルタイムで働いているから、平日は洗濯物をたたむ時間すら惜しいほど慌ただしい日々をすごしています。なのに、今までは家族の服をしまう場所がバラバラで、片づけに時間がかかっていました。
そこで、もともと自分の服を収納していた2階のクロゼットのある洋室を整理することに。季節外の家電や日用品の物置状態だったので、不用品を処分し、衣類以外は別の場所へ移動しました。
掃き出し窓の窓枠に「アイリスオーヤマ」の突っぱり式物干しを設置して、物干しスペースを新設。
クロゼットには夫婦のワードローブをひとまとめにして。
向かって右側が西森さんのもの。左側がご主人のもの。それぞれ同じアイテムを左右対称に配置しています。
部屋の奥には、子どもたちの衣類コーナーも。
こちらも、向かって右側の引き出しに娘さんのもの、左側の引き出しに息子さんのものを。アイテム別に仕分けてしまっています。
入口すぐには、物干しグッズをまとめ、アイロン作業ができる家事スペースを設けて。
この一室で、洗濯物を干す、たたむ、しまうが完結するようになりました。
こうした結果、子どもたちが幼稚園や学校から帰ってきたあとにすすんで洗濯物の片づけを手伝ってくれるように。
子どもたちの衣類収納は、子どもにも出し入れしやすい工夫をしたから「自分のことは自分で」が習慣になりつつあるそうです。
大人のクロゼットは、ご主人の「よく着るものはなるべくハンガーがけに」「毎日のようにはくデニムは真ん中のすぐ出せる位置に」というリクエストに応じたスタイルに。
家族の思いや使い勝手も考えながらつくったクロゼットだからこそすっきりした状態がキープできているんですね。
文/河森佑子(編集部) 写真/磯金裕之
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。