「用の美」から生まれた「出西窯(しゅっさいがま)」の器
~メゾン エ トラヴァイユより vol.3 ~
またまた島根県の器のご紹介です。
島根県出雲市斐川町出西にある窯元、出西窯。昭和22年、農家の次男三男の若者5人で開窯。島根県安来市出身の陶芸家、河井寛次郎などに指導を受け、その繋がりから民藝運動の父でもある柳宗悦、イギリス人陶芸家バーナード・リーチらとも交流が生まれ、現在のモダンなスタイルが特徴的な器となっています。
道具としての価値を重要視した出西窯の器は、まさに「用の美」という民藝運動の思想を元にして生まれた器です。料理を頂く時はもちろんですが、食事を終えて洗い物をする時にも感じるその使いやすさ。あまり気を遣わずに使えるところも魅力です。
内黒ボウル¥4,900 +tax 内黒丸鉢¥2,200+tax 内黒手付皿¥3,200+tax
出西窯の器の中でも、柳宗悦氏の息子、柳宗理氏がディレクションした出西窯シリーズがあります。さらにミニマムなデザインで人気の高いシリーズです。和食にしばられずイタリアンなどにも合う器となっていります。特に黒は、野菜の色がとてもきれいに見えて食欲をそそります。
縁焼平皿¥2,700+tax / 縁焼深丸皿 中¥2,500+tax 小¥1,900+tax
こちらの縁焼シリーズも人気です。お皿は毎朝のトーストに、深丸皿は特にざらざらした表面が持ちやすく安定感もあり、我が家では鍋用やスープ皿として大活躍しています。
「家」と「仕事」をテーマに、この先ずっと使えるもの、大切にしていきたいものをセレクトしたライフスタイルショップ。古い郵便局を改装した雰囲気のある空間に、雑貨や器、道具が並ぶ。デイリー連載「今日のひとしな」のコラム執筆は、オーナーの谷 奈穂さん。
神戸市中央区山本通3-8-1ポルトビル1階
TEL:078-891-3215
12:00~18:30 水曜定休
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。