日本独特の美意識を感じる"金継ぎ"の器

～SALON adam et ropéより　vol.19～

本日は「SALON adam et ropé（サロン ド アダム エ ロペ）」の 東急プラザ銀座店で承っている“金継ぎ”についてご紹介します。

大切な器が欠けてしまったり、割れてしまったりしたことはありませんか。

そんな時は、ぜひ“金継ぎ”で器を修復してみて下さい。東急プラザ銀座店では、“金継ぎ”による陶器・磁器の器の修繕を承っています。

“金継ぎ”は、器の割れや欠け、ひび割れなどの破損部分を漆で接着し、接着部分を金や銀などの金属粉で装飾して仕上げる日本古来の修復技法です。金粉や銀粉を蒔いて化粧をすることで、修理跡も器の新たな模様として捉える、日本独特の美意識を感じる技法でもあります。

これまでに、ご旅行の際に購入された飯碗や結婚のお祝いでいただいたカップ、大好きな作家さんのプレートなど、お客様の大事な器をお持ち込みいただいております。

また、「SALON adam et ropé」で取り扱っている器の作家さんからは、器を買ってくださったお客様から作家さんに直接「割れてしまった」「ヒビが入ってしまった」というご連絡をいただくことがあるそうで、「せっかく大切に思ってくださっているのに直すことができず…。こうして金継ぎをすることで、お客様の大切な器を復活させてくれることは本当に嬉しい」と仰っていただき、私たちスタッフまで温かい気持ちになりました。

「欠けたりヒビが入ったり。でも思い出が詰まっていて捨てられない」、そんな器がありましたらぜひ一度、東急プラザ銀座店にお持ちください。お客様の思い出のお裾分けをさせていただきながら、ご案内いたします。

お客様の思い出のこもった大切なお品物が“金継ぎ”によって新たな命を吹き込まれ、生まれ変わります。

ぜひ、自分だけの大切な器を育ててみませんか。

※一点一点職人さんの手作業でのお修理です。お時間はお預かりから半年前後頂戴致しますので、ご理解いただきますようお願い致します。

text: 宮崎

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