金子敦子さんの着こなし術Vol.4頼りになる定番アイテム

『新 大人の普段着』特集
2018.11.08

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10月17日に発売した

金子敦子さんの
50代からはじめる
『新 大人の普段着』

大変ご好評いただき重版が決まりました!

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この本は、50代になって、それまでの服がまったく似合わなくなってしまった
主婦・金子敦子さんが試行錯誤しながら見つけた
50代からでもおしゃれになれる着こなしのヒントが満載の一冊です。


感謝の気持ちを込めて『新 大人の普段着』の中でも特に人気の特集を一部抜粋して4日連続でお届けしている最終回です。

頼りになる定番アイテム

金子さんがいつも思っているのは、“シンプルな服をシンプルに着たい”ということ。プレーンな定番だからこそ、選び方と合わせ方が大事です。試行錯誤の末に見つけた、選び方のコツとは?

ボーダーTシャツ

 娘は、私がボーダーを着ると「ボーダーにジーンズ? おばさんぽい~」なんて言います。直球が痛いですが、ここで逃げてはおしゃれになれません(笑)。ボーダーはたしかに、無難で合わせやすいけれど、安易に着るのは危険なアイテムなのかも。

 ボーダーは好きですが、年を重ねるうちに似合わなくなってきたのを感じ、しばらくはなれていた時期がありました。戻ってきたのは、「これなら」という1枚を見つけたから。それが、この短め丈のボーダーです。私が考える“大人のボーダー”のポイントは、ゆったりした身幅、ドロップショルダー、ボートネック、ピッチは細め、の4つ。これに極太パンツなどの個性的なボトムを合わせて、“脱おばさん”を目指します!

 

マイベストボーダーはワイドパンツと相性◎

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このネイビー×白ボーダーTは、金子さんのベストボーダー。オフホワイトの極太パンツを合わせてシンプルに着こなして。「 ストレートのパンツだと地味な印象になってしまうので、ワイドシルエットを合わせます」

 

チノパン

チノパンも定番ボトムですが、太さやシルエット選びが重要。以前、細身のチノパンを持っていましたが、おじさんぽくなってしまって失敗。やっぱり今の体型をじょうずにカバーできるワイドの方が自分に似合うし、少しおしゃれに見える気がします。

 チノパンの好きなところは、デニムよりやわらかくて履きやすく、同じカジュアルでも、デニムよりきちんと感が出るところ。アランニットやシャツなどメンズライクなトップスも、どこかやわらかい印象で着こなせるのも魅力です。

 色違いで2本愛用中の極太チノパン“サーカスパンツ”は、どんなトップスを合わせても決まる“魔法のパンツ”。履き心地も抜群で、つい手にとってしまう1枚。これからは、女らしく着るのが課題です。

 

極太でも重くならない“魔法のパンツ”

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 “サーカスパンツ”とスウェットのリラックスコーデ。スリッポンタイプの茶の革靴を素足で合わせ、リラックスムードを盛り上げて。「極太ですが、すそに向かってテーパードしているので、ズドンと重くなりません」

 

金子さんの定番は、ボーダーシャツ、チノパンのほか、白シャツ、デニム、ロングスカートの5つ。その選び方も着こなし方もちゃんと理由があるんですね。
この秋は、自分の定番アイテムを見直して、アップデートしてみるのもいいいですね。

さて、4日に渡ってお届けした「金子敦子さんの着こなし術」いかがでしたか?
秋はおしゃれが楽しい季節です。金子さんの工夫たっぷりの着こなし術が詰まった『新  大人の普段着』もぜひご参考に!

 

photo:馬場わかな
text:増田綾子

Profile

金子敦子

KANEKO ATSUKO

主婦。夫と娘との3人暮らし。看護師を経て日々の着こなしを自撮りで紹介するブログ『命短し恋せよ乙女★50代の毎日コーデ』をスタート。「あっこたん」の愛称で親しまれる人気ブロガーに。著書に『新 大人の普段着』(主婦と生活社刊)『お母さん、その服なんとかしよ!毒舌ムスメのファッションチェック』(飛鳥新社刊)がある。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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