「今日のひとしな」6月の担当は「CDC（シーディーシー）」

心地のいい初夏の陽気が続いて、どこかにお出かけしたくなりますね～。さてさて今日は、デイリー連載「今日のひとしな」の６月分を担当していただく富山の「cdc（シーディーシー）」をご紹介します！

10年以上前から「アーツ＆サイエンス」「ヤエカ」など大人気ブランドを扱うお店として、富山で知らない人はいない！ とまで言われたおしゃれセレクトショップグループを営んでいたのが、「cdc」オーナーの小松さんご夫婦。その小松さんが、昨年、富山市中心部から車で30分ほどの、のどかな場所にお店をまとめて移転したというニュースを聞いて、さっそく連絡をとってみました。

移転後、スタッフさんたちの新体制もようやく落ち着いてきたということなので、このたび満を持して「今日のひとしな」を担当していただくことに！ 連載がスタートする前に、気になる新「cdc」の様子をご紹介しますね。

じゃーん、こちらが新店舗デス。まわりの木々の緑がまぶしい！ 素敵な場所ですね～。遠方からわざわざ訪れるお客さまも多いそうですよ。

新店舗の中には、服を扱う「Matilde（マチルダ）」と、雑貨が並ぶ「dupon35（デュポン35）」の２店が入っています。それぞれの中はどうなっているかというと……

こちらは「マチルダ」の店内。扱っているのは、ヤエカやユーモレスクなど人気ブランドからインポートものまで、数十ブランド。ベーシックで上質なもの、ちょっぴり個性的なもの、毎日が楽しくなるような服が、静かに美しく並んでいます。

そしてこちらは「デュポン35」。「マチルダ」とは雰囲気がずいぶん違っていて面白いですね～。セレクトしているのは、主に小松さんのご主人。海外から買いつけてきた雑貨や日用品がぎゅぎゅっと詰め込まれていて、宝探し気分が味わえますよ。

人気バッグブランド「アトリエペネロープ」に別注で作ってもらったラウンドバッグは、お店の定番ともいえる商品。20年以上おつき合いしているからこそ実現した、小松さん夫妻にとっても思い入れの深いアイテムです。

また、地元・富山産の商品も！ 県内の農家さんが育てた野菜や果物を使って作られた「えっちゅう風土」の無添加ジャムは、お土産にも人気だそう。

ちなみに「cdc」は、この場所に移転してくるまで、意外な道のりを歩んできました。小松さん夫妻が富山市の中央通りに小さなお店を開いたのは、20年以上前。商工会議所がサポートをしてくれる「２坪ショップ」という制度を利用して始めたミリタリーショップでした。しかもその時期、小松さんは３歳と生後半年のお子さんのママ！ 子育て真っ最中、どまんなかのタイミングでのオープンでした。

でも、じつはそれが、いまの「cdc」につながるポイントになるのです。スタートしてみると、ミリタリーアイテムよりも、お店の片隅に少しだけ置いていた、小松さんセレクトのユーズドの子供服のほうに人気が集中するという、予想外の展開に。そんなわけで、「２坪ショップ」の期限だった１年を待たずして卒業し、ユーズドの子供服を専門にしたショップをオープンさせてしまったのです。すごい！

その後、小松さんが等身大でセレクトできるレディースの服を扱うショップへとスタイルを変え、雑貨店を含めて４店舗を展開。お店にとって、スタッフたちにとって、その時一番いいスタイルになるよう、少しずつ形を変えながら営んできました。そして、オープンから20年経った昨年、現在の場所に新店舗を建てたのです。

「たくさんの方にオンラインストアでお買い物をしていただけるようになって、倉庫や通販業務をするための広いスペースが必要になってきて……。それなら、スタッフみんなが一緒に気持ちよく働ける場所を作ろう！ ということになり、中心部からは離れた、静かで自然豊かな場所に移転を決めました」

現在、スタッフは24名。お揃いのショップコートを着て、みんなニコニコ。幸せオーラいっぱいです。

毎週金曜には、料理上手の“さとしさん”（実は小松さんです、笑）がやってきて、みんなのまかないを作ってくれるそう。使う調理道具や器はもちろん、「デュポン35」で扱っているものたちです。

こちらは、オンラインストアに載せる写真の撮影風景。スタッフが交代でモデルになって、コーディネートや見せ方を考えながら試行錯誤。お客さまが見やすいよう、そしてネットでも安心して買えるよう、丁寧な紹介を心がけています。

……と、楽しくわいわい素敵なアイテムを紹介している雰囲気そのままに、連載「今日のひとしな」も更新していきますので、ぜひお楽しみにしていてくださいね。

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