軽井沢編vol.4 アンティーク調度に囲まれた居心地良い空間で本格ネパール料理を楽しむ「sajilo cafe forestサジロカフェフォレスト)」
「Now and Then」主宰・福岡みほさん
以前、四国編を執筆してくださった福岡みほさん。自ら率いるデザインオフィス「Now and Then」の主宰として再登場! 拠点はこれまでの愛媛から、東京・表参道、長野県・軽井沢、そして瀬戸内へ。主な仕事は『住』に関わる全てのデザイン。住宅・山荘建築、ショップ、インテリア、プロダクト、器や部屋着などなど、多岐にわたります。今回は活動場所である軽井沢の素敵なお店を4回にわたってご紹介いただきますよ~。お楽しみに!
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photo&text:福岡みほ
一級建築士の川井加世子さんと飲食店に勤めていたニール・セレスタさんが出会って、東京・吉祥寺にたった7坪の小さなカフェを開いたのが2008年のこと。
加世子さんが改装を手がけた居心地の良い店で、ニールさんの故郷ネパールと隣国インドの本格的な料理をいただく。そんな「sajilo café(サジロカフェ)」は、あっという間に人気店となり、ほどなく東京・西荻窪に「sajilo clove(サジロ クローヴ)」ができました。
そして2013年、軽井沢に「sajilo cafe forest(サジロ カフェ フォレスト)」が開店しました。
場所は、旧軽井沢銀座通りの喧騒を離れ、皇室にゆかりの深いテニスコートのすぐそば。外観を真っ白に塗られ、草花に彩られた建物は、築50年の古さだそうですが、隣や裏に立つ同じくらい古そうな建物を見ると、改装前の様子がうかがい知れます。
古い建物になじむように、配された椅子やテーブル、照明や調度も古いものばかり。店内に満ちるスパイスの香りも相まって、異国情緒あふれ、独特のゆったりとした雰囲気に包まれます。
ここでいただけるランチメニューは3種。前菜、カレー1種、ナンまたはターメリックライスがセットのAコースが1250円。カレーが2種になるBコースが1400円。さらにタンドリチキンとスープがつくCコースが1950円(料金は2019年5月現在)。カレーは日替わりで、バターチキンや豆など数種から選べます。
ネパールの蒸しギョウザ「モモ」や、炭火で焼くタンドリーチキンなど単品メニューとともに、フランスやインドのワイン、ネパールのビールなどアルコール類も充実しています。
ランチ時にはひっきりなしにお客さんが訪れるなか、人懐っこい笑顔のネパール人スタッフたちがキビキビと動き回っていました。
店内では、紅茶やコーヒー豆などオリジナルの商品が販売され、隣接する「atelier sajilo(アトリエ サジロ)」では、ネパールやヨーロッパから買いつけてきたアンティーク雑貨や生活道具を販売しています。また、同じく軽井沢・星野のハルニレテラスには「sajilo cafe linden(サジロ カフェ リンデン)」もあります。どの店もオーナー夫妻独自の世界観が確立されています。
MAP:Ⓓ
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢859-1
TEL:0267-42-5541
OPEN:11:00〜14:30LO、17:00〜21:00LO(土日祝は11:00〜21:00LO)
冬季休業あり
http://sajilocafe.jp/
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