金子敦子さんのおしゃれトピックス vol.2
色合わせは絵の具から着想を。
上下でトーンを揃えて印象的に
「どんな色を着よう?」と考えながら、何気なく画材店のテスター用絵の具で試し描きをしていた金子さん。
「たとえばピンクとひとくちにいっても無数のグラデーションがあることにハッとして。“色って楽しい!” と心ときめきました」
水彩絵の具を買って帰り、スケッチブックでさっそく色合わせ。
「今まで頭の中にあったのは限られた色でした。絵の具の力を借りることで、色の幅がぐんと広がり、新鮮な春色の着こなしが誕生しました」
桜を思わせるピンクトーン
スモーキーピンクのリネンブラウスにローズピンクのリネンパンツという色合わせ。「全身ピンクの着こなしも、くすんだトーンを選べば落ち着いた印象になります」。 ヴィンテージのショルダーバッグも同系色で統一感を。
新芽をイメージしたグリーントーン
椿の枝葉で染められた「群言堂」 のコットン素材のプルオーバーに、「中田商店」で見つけたミリタリーグリーンのカーゴパンツを。エコバッグのロゴのパープルはグリーンの補色。アクセントとなりつつも洗練された印象に。
澄んだ青空のようなブルートーン
古着店で出会ったシルクシャツは「着ると顔色だけでなく、気持ちまで明るくなる」クリアなブルー。オーバーサイズとドロップショルダーも今の気分にぴったり。白い小物を足したら、グレイッシュブルーのパンツで落ち着きを添えて。
“色合わせのアイデアは 色とりどりの絵の具から”
東京・銀座の老舗「月光荘画材店」の温かな雰囲気と、ズラリと並ぶカラフルな絵の具に惹きつけられ、よく立ち寄るという金子さん。「カラフルな絵の具でサラリと絵を描 くように、さりげなくきれいな色を取り入れられたらと思っています」
「ナチュリラvol.45」より
photo:枦木 功(nomadica) text:増田綾子
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定休日:年末年始
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