器で秋らしさを感じるいつもの朝ごはん

「器の店・沈丁花」岩倉千律子さんvol.2

普段の食事の時間を素敵にする作家物の器をメインに扱っております、「器の店・沈丁花」岩倉千律子と申します。
１０月の朝ごはん、いつもと代わり映えしないのですが、器で少し秋らしさを感じていただけたらと思います。
今週は普段の日の朝ごはん紹介です。

普段の日は６時過ぎに起きて大急ぎでお弁当を作ります。お魚やお肉は朝に焼きます。それと、お弁当の必需品、卵焼きも。その日の気分で中身や味を変えます。甘い卵焼きや出汁味の卵焼き、洋風、和風。。。今日はどんこの甘く煮たものと人参が入ってます。

おむすびには生姜と紫蘇と古漬け。仕切りも野菜のスライスにして食べてもらいます。意外と味付けのない野菜が入ってもおいしいんですよ。
我が家は夕飯もお肉の時は味をしっかりめにします。そして、野菜を何も付けないで食べることが多くあります。野菜は近所の無農薬有機栽培のもの。週１回配達してもらっています。
メインのお皿は栃木県足利市で作陶している柳川謙治さんの、足利の土を使った７寸皿です。７寸は約２１cmなので使いやすい大きさですね。

足利土７寸皿・・・柳川謙治さん
フルーツを入れた飯碗・・・光藤佐さん
インゲン胡麻和えの小皿・・・水野克俊さん
マグカップ・・・ロイヤルコペンハーゲン
湯のみ・・・文齋窯

同じお皿でパンの時はこのような感じです。
小鉢に磁器ではなく陶器を使うと全体により温かみが出ます。秋を感じる色で。。。

お弁当のおかずが無くなった時はパンの出番です。食パンでクロックムッシュ、カフェオレをたっぷりと。
浅漬けにオリーブオイルをかけて洋風にアレンジします。このオリーブオイルはイタリアのプーリア州の有機エキストラバージンです。ものすごく美味しい！オリーブオイルとビネガーだけでとびきりのサラダができ、パンに付けても美味しいです。
お店では簡単に使えて安全で美味しい食材も少し置いています。うちのお店は時間がない方の味方ですから（笑）

クロックムッシュはベシャメルソースを多めに作っておいたもの。実はベシャメルソースを作るのが大好きなんです。思うよりも簡単で、そして美味しい！塩味はパルメザンチーズです。格段に美味しさが増します。クロックムッシュのハムは邪道ですが食べやすいように切ります。本当はフォークとナイフで食べるのでしょうけれど、そのまま食べちゃうので。
ベシャメルソースがあれば、ピザトースト並みに早く作れて朝から大満足です。お昼にクリームパスタ、夜にグラタンやシチューなど応用範囲が広く、多めに作って冷凍すると便利です。

質感的には全て陶器ですが、形や色、釉薬の感じなど少しづつ違えるとまとまり感のある落ち着いたテーブルになり、かえって食材が引き立つと思います。本当にいろいろな組み合わせ方法がありますね。

足利土７寸皿・・・柳川謙治さん
浅漬けの八角鉢　小・・・伊藤叔潔さん
フルーツを入れた小鉢・・・本田剛嗣さん
マグカップ・・・伊藤叔潔さん
ピッチャー・・・Kazu Obaさん

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