ものづくりの新しい取り組み「山次製紙所」の series
今日のひとしな
2019.11.02
~ BENTO(ベント)より vol.2 ~
「山次製紙所」は、明治元年創業の美術小間紙(びじゅつこまがみ)の製紙所です。日本三大和紙の一つといわれる越前和紙。その起源は6世紀頃と言われていて、江戸時代には日本一の紙の証「御上天下一」の称号を受けるなど、品質の高さには定評がありました。
また、「山次製紙所」がある街には日本で唯一の紙の神様、川上御前が祀られている大瀧神社があり、毎年GWには盛大なお祭りが行われることでも有名です。
……と前置きが長くなりましたが、福井は冬の気候が厳しいこともあり、眼鏡や和紙、打ち刃物や越前漆器などの物作りが昔から盛んでした。時代の流れとともに少しずつ衰退していたのですが、最近、若い世代が新しい取り組みを始めていることが話題になっています。
そんな若い世代が取り組んだ物作りの中に、「山次製紙所」の series も含まれています。独自の「浮き紙」という技法により、鋭角な凹凸による模様の表現が可能となった越前和紙を使った茶缶。模様も綺麗なのですが、色も綺麗ですよね。
目が覚めるような発色のモノもあれば、日本古来の色を彷彿とさせる落ち着いた色味もあったり。3つサイズがあって、実際にお茶っぱをいれたり、小物入れにしたり。自宅では一番大きなサイズにコーヒー豆を入れて、キャニスターとして使ったり。その方のライフスタイルに合わせて、様々な用途で使うことができます。
和紙に色をつけているのは、着物などを染める時に使う、色の褪せにくい顔料。日光などの光に強く、日が当たるところに置いていても長く綺麗な発色を楽しめます。茶缶自体は日本一のお茶どころでもある静岡で作られているので、使い心地がいいのもポイントです。
BENTO(ベント)
福井県福井市照手2‐4‐5
TEL:0776-97-5375
営業時間:10:00~19:00
不定休
http://www.bento291.com/
instafram:@bento_fw
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