料理が映える黒のうつわ「su-nao home」

～ Plain Table（プレーンテーブル）より vol.23 ～

大阪で作陶されている陶芸家 松本圭嗣さんが手がけるブランド「su-nao home（スナオホーム）」。クラフトフェアで初めて「su-nao home」のうつわを手にした時、予想に反してとても軽いことに驚きました。黒という見た目からずっしりとした重さを想像していたのに、すごく軽くて薄い作りとマットな質感に引込まれました。

たたら作りという技法で作られるうつわは、一枚一枚に少しの揺らぎをもたせることで、黒というハードな色でありながら柔らかさや手仕事の温もりが生まれています。

黒のうつわは、どんな料理にも合い、料理を引き立ててくれます。「su-nao home」の黒は、単純に黒ではなく、茶色も見え隠れする金属のような風合いで、使っていくうちに料理の油分などが染み込み艶が出てきます。そしてより一層鉄のような風合いが増し、とても良い表情へと育っていきます。

日常で使いやすいようとことん拘り抜かれた「su-nao home」のうつわは、スタッキングできるよう作られているので収納がしやすく、そして軽い。電子レンジや食洗機もOKで、料理が盛りつけやすいサイズ感も魅力。潔く余計なものを削ぎ落とした形と色は、他のうつわともすんなりと馴染み、料理の色を受け止め、自然と手にとってしまうような日々の食卓に欠かせないものとなると思います。

使いやすいことで家事がちょっとラクになったり、料理が美味しそうに見えたり、使うことでうつわの表情が育っていったりと、毎日の「食べる」をより楽しいものにしてくれる「su-nao home」のうつわを是非お手に取っていただけたら嬉しいです。

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