しっくりと手になじむ「杉田真紀」のうつわ

～ Plain Table（プレーンテーブル）より vol.27 ～

杉田真紀さんは、イタリア語で「手」を意味する「Mano（マーノ）」と名付けられたギャラリーを北海道札幌市で運営されながら、ギャラリーの一角にある工房で作陶されています。

杉田さんのうつわは、マットな質感の生成と紺をメインに、シンプルでどんなお料理も受け止めてくれる、軽くてしっくりと手になじんでくれるようなうつわです。

生成りは、生成りの中に白が見え隠れしているような濃淡があります。優しいアイボリーの色合いが他のうつわとも調和してくれます。朝は、パンとサラダにスープやヨーグルトをつけて。ワンプレートごはんにもちょうどよい大きさ。おおらかなラインは優しい気持ちにさせてくれます。

艶とマットの共存する絶妙な質感で、とても深い紺色。幾重にもブルーが重なり合う油絵のようで、引込まれます。お料理が映える深い深い紺色です。

軽いので毎日使いたくなるカフェマグ。内側が生成りのタイプで、コーヒーの色もきれいに見せてくれます。見た目も手触りも柔らかで、気持ちもほどけていくようなコーヒータイムになりそうです。

カフェオレボウルは、ラベンダー色も選んでみました。北海道のラベンダー畑、一度は見に行ってみたいです。飲み口のゆらぎが優しい雰囲気で、両手でそっと包み込んで飲みたくなります。もちろん飲み物だけではなく、お料理にも使っていただけますよ。

小さな一輪挿しもあります。野の花を摘んできてそっと生けても絵になるような優しい雰囲気の花器。ドライのものも合いますよ。

杉田さんのうつわはどれもとても軽く、ほっとするようなマットな手触り。毎日にそっと彩りを添えてくれる表情豊かなうつわです。

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