スタメンクロゼットのすすめ vol.2
洋服はたくさんあるのに、着たい服が見あたらない、毎日のコーディネートに時間がかかる……。それはもしかするとクロゼットが整っていないせいかも。お気に入りの服を上手に活用するためにまずは管理と収納を見直してみませんか。洋服選びが楽しくなる、お手本クロゼットをご紹介します。
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色数・アイテム数を減らし
私服を 制服化″した
考えないクロゼット
ヨガインストラクター 岩城真由美さん
もともと片づけが好きで、ヨガのインストラクターと並行して、ライフオーガナイザーの資格を持つ岩城さん。
「私は目に見えていないものの管理が苦手なタイプなので、持ち物を少なくし、すべてを “見える化” するクロゼットにしました。」
服の数を減らし、自分はこのくらいの量で十分なんだと気づけたことで、岩城さんは収納がとても楽になったと言います。「洋服の数が限られているので、コーディネートはベーシックなアイテムを中心にお気に入りの組み合わせを考え、制服のように着まわします。その時々の流行を楽しみたいと思うこともあるけれど、自分がイライラせず、簡単に片づけられる収納を保つことが、今は心地いいです。」
Point1
アイテム間のすき間を保ち取り出しやすく
コーディネートをしやすいクロゼットは、アイテムの間に余裕を持たせるのがポイント。どれだけ入るかではなく、自分が取り出しやすい間隔を収納の基準にすること。見た目にも気持ちがよく、きれいさをキープする気持ちも高まります。
Point2
小物は1アイテム1ボックス収納で選びやすく
帽子やバッグ、靴下などの小物は種類ごとにかごやシャツホルダーに入れて収納。外側から見て何が入っているかパッとわかり、アイテムを選びやすいのがポイント。中身が透けて見えても雑然とした印象にならないよう、かごやホルダーは色や素材感を揃えることで、すっきり美しいクロゼットが続く。
Point3
1つ買ったら1つ手放し総量をキープ
古くなったり、サイズアウトしたものはもちろん、まだ着られるけれど年齢とともに似合わなくなったデザインも定期的に見直して、新しいものと入れ替え。洋服の数が少なく、ヘビーローテーションのアイテムは傷みも早いので、まったく同じものを買い直すことも。靴はこの7 足のみ。
「ナチュリラ 2019秋号 vol.47」より
photo:安部まゆみ text:野々瀬広美
Profile
岩城真由美
自宅でヨガ教室を開くヨガインストラクターの岩城真由美さん。ライフオーガナイザーの資格も持つ。小学3年生の男の子を育てながら、自宅兼職場の3LDKのマンションをすっきり心地よく維持する暮らしを実践中。
instagram:@iwamayu_
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。