白に魅かれ、白を表現する三浦ナオコさんの小皿

～「les trois entrepots（レ・トロワ・アントゥルプ）」より vol.4 ～

岐阜県多治見市で製作をしている三浦ナオコさんの作品をご紹介します。

左から木瓜皿、瓜形皿です。三浦さん自身が古物が好きで、古くからあるうつわの形状などからインスピレーションを得ているそうです。チョコやクッキーをのせてコーヒーの脇に置いても、薬味やお漬物をのせても。とても使いやすい大きさです。

三浦さんの作品を組み合わせてみました。どのうつわもとても組み合わせやすく、まるで洋服をコーディネートするように楽しめます。デザインを勉強された経験からなのかな？と感じます。


三浦さんのうつわは薄過ぎず厚過ぎず、見た目のよさと使い勝手のよさ、全てにおいて絶妙なバランス感覚が素晴らしいのです。古い白磁の白を追い求めているという白色は、時にグリーンがかっていたり、グレーっぽい。そして釉薬の流れ具合がひとつひとつ違い、白色にさらに深みを与えています。そんなうつわの表情を眺めるのも作品の楽しみ方の一つです。

李朝や日本の古物や、アンティークの洋食器などの形に新しいデザインを取り入れ、作品を作り続けている三浦さん。和・洋・中どんなスタイルの食卓にも溶け込み、日常使いにも、ハレの日にも使いたくなります。

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写真：太田昌宏

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