大切に使い続けて、次の世代に伝えたくなるプレート
~「les trois entrepots(レ・トロワ・アントゥルプ)」より vol.13 ~
「100年後、アンティーク食器として流通できるもの。割れても欠けても食卓にのぼる、働きもののうつわを作りたい」という思いで作品を作る阿部慎太朗さんの檸檬絵付の器をご紹介します。
一昨年から始まった檸檬の絵付の器。阿部さんの故郷・香川県の特産品の檸檬から着想したそうです。柔らかなイエローがすでにアンティークな表情ですね。テーブルに置くだけで気分も上がります。ただ檸檬の作品は手間がかかるため、点数が少なく、展示会中心の作品なので、常にご覧いただけないのが残念ですが、お店では今年10月に阿部さんの個展を行うのでぜひお出掛けください。
阿部慎太郎さんと言えば、黄磁の花冠レリーフ皿!という方も少なくないはず。黄磁は初期の頃から作られている作品で、根強い人気を得ています。
光の角度で変化するニュアンスのあるグレーのプレートも他にはない色味で存在感があります。阿部さんのうつわには貫入が入っているのですが、使っていくうちに、その貫入の隙間に色が入っていき、変化していきます。長く使うことで、味わいも増して愛着も生まれてくる、まさにアンティークのようなうつわです。
10月24日〜11月1日まで阿部慎太朗さんの個展を開催いたしますので、遊びにいらしてください。
写真:太田昌宏
愛知県小牧市間々本町31-1
TEL:0568-44-1568
営業時間:12:00~19:00
定休日:月・火・水(展示会前後・夏季・年末年始の休みについてはHP/SNSをご確認ください)
http://shop.lt-entrepots.com
Instagram:@lestroisentrepots
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