かしこい大人のワードローブ計画 vol.3　― 柳沢小実さんのクロゼットダイアリー

お家時間が増え、断捨離や片付けに取り組んでいる方も多いと思いますが、その延長線で〝年間のおしゃれ計画〟を考えてみませんか？　日々自分の〝好き〟と向き合い、おしゃれを楽しんでいる、3人のワードローブのつくり方をご紹介します。

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15年にわたり、ワードローブを記録する“クロゼットダイアリー”をつけているという、エッセイストの柳沢小実さん。

リストで管理と聞くと堅苦しく感じられますが……。「洋服って年齢や体型など人の目を気にしがちですが、ダイアリーの中なら、自分の好きなものだけを自由に並べられます。特にコラージュが楽しくて」と柳沢さん。

予算に限りはあっても、このダイアリーがあれば年間での計画が立てやすく、無駄買いも防げる。結果、本当に欲しいものにもきちんとたどり着けるのです。

柳沢さん流
クロゼットダイアリーの書き方

「これは傷んでいるな」「もう十分に着たな」というものを手持ち服から抜き、残ったアイテムを「コート」「トップス」「ボトムス」などに分類して書き出し、リスト化。

買いたいもののイメージに近いアイテムの写真を、雑誌から切り抜いて貼る。そうすると実際に買わなくても、そのシーズンに着たいもののイメージがつかめてくる。必要なものを具体的にイメージするために、雑誌の切り抜きを貼る“コラージュ作業”は大事なプロセス。自分の“好き”に意識的になったほうが、不要なものに手を出すことなく買い物もうまくいく。

ある程度、予算管理をした上で、欲しいもの、必要なものに優先順位をつける。そうすれば、予定していなかったけれど、どうしても欲しい！　という衝動買いのやりくりに備えられる。

アイテムリストと使った金額の管理リストのセットが、今のダイアリーのスタイル。これを見れば、無駄使いしていないかもわかる。

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『ナチュリラ 2020 春号 vol.49』より
photo：成田由香利　text：野々瀬広美

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