ヘナのパワーで髪だけでなく体の疲れをデトックス! vol.3

からだ修行
2017.07.20

今月の先生「ヘナサロン アッターリー」中村祐子さん

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全体にヘナを塗り終わったら、頭にタオルで巻いて、隣の部屋のソファに移動し、足湯タイム。足湯の中にもヘナとアーマラキーが入っているそうで、身体をじわじわポカポカと温めてくれます。お茶をいただきながら、本を読んだり、窓の外の緑を見たり。そうしていると、どんどんリラックスしていって、あれ? ソファにまっすぐ座れないほどの睡魔が……。

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あとから中村さんに伺ったところ、ヘナを塗ると副交感神経が優位になるため、中には爆睡してしまうお客さまもいるとか。何とも言えないこの身体の奥底から感じられる深いリラックス感、これはクセになりそうです。

ヘナを塗って、足湯をすること30分。その後お湯でていねいにヘナを洗い流します。この段階で、もし白髪がある人は、オレンジ色に染まった状態。ここからブラウン、ダークブラウンによせるため、今度は「インディゴ」というものを塗布します。

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インディゴとは、ご存知藍染めに使われている「藍」のこと。ヘナカラーの色の調整のために用いられますが、同時に髪に栄養を与え、頭皮を健やかに保つと言われているそう。殺菌・収れん作用があるせいか、さっきのトロトロの眠気はどこへやら、どことなくシュワーッとした爽快感があり、塗っているうちにシャキッと目が覚め、頭が冴えてきました

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「田中さん、ちょっと顔つきが変わってきましたね(笑)。ヘナが女性的なハーブと言われている一方で、インディゴは男性的と私は感じています。ヘナトリートメントは、ヘナとインディゴがセットに行われるものなのですが、月と太陽、陰と陽ではないですけど、よくできたトリートメントだなあと私も思います」。

こちらのインディゴも塗ったあと30分おき、その後お湯で洗い流します。タオルドライして、ドライヤーで乾かして、トリートメントは終了。大いに脱力したあとシャキッと覚醒し、頭のまわりをおおっていたモヤモヤした何かがスポッ! っと、抜け落ちたような爽快感です。と同時に、髪の毛も何だかツヤツヤふさふさとよい感触に。

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田中は地毛がほぼ真っ黒でしたが、自然なブラウンに染まりました。およそ2時間半の工程でしたが、あまりの気持ちのよさに、あっという間に感じられました。

「ヘナトリートメントのあと1週間ほどは、シャンプーなどを使用せず、お湯ですすぐ程度にしてください。そしてインディゴが少し残っているかもしれませんので、数日間は髪を洗う際、真っ白のタオルを使うと色がついてしまうかもしれません。注意してくださいね」

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後日談ですが、私は前髪に強力なクセ毛があるのですが、それがほどよく落ち着き、髪全体もしっとりツヤツヤとした風合いになりました。そのせいか、何だか髪の量が増えたように見えました……。髪の毛を畑に例えると、「何だか作物が元気だぞ!」という感じです。

サロンで数々の女性のトリートメントを行っている中村さんですが、自宅でセルフヘナをしたい方や、家族や友人にヘナをしてあげたい方のための、ヘナセラピスト講習も積極的に行っています。というのも、ただこの場所でトリートメントを受け、気持ちよくなってもらうだけでなく、ヘナに関わる人を、もっともっと増やしていきたいと考えているからです。

市販のヘアカラー材はさまざまな化学物質が含まれていて、美容師さんのかぶれや染めた人の不調の原因になったり、環境に悪影響を与えるものが少なくありません。その点ヘナは自然由来のものなので、環境にもやさしいのはもちろんのこと、使う人も健康になってしまうというおまけつき。

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髪との関わりはずっと長く続いていくもの。確かに今、化学合成されたヘアカラー剤を使っている人の何パーセントかでも、ヘナに切り替えていけば、それはとても大きな変化になりそうです。健康も美容も、無理なく自然の力を借りながら実現していく。ヘナにはそれが実現できるパワーがある……。話を伺いながら、そんな未来を想像すると、私もちょっぴりワクワクしてきました。小さなようで、実は大きな扉を開けてしまった、そんな印象を持つ、今回の取材でした。

(ヘナトリートメントを受けた印象は、あくまで個人的な感想であることをご了承ください)

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