話してよかったと感じさせているか

長野正毅先生の幸せに生きるヒント2
2020.06.24

大切なモノやコト、想いを語るとき、
自分に嘘をつかず、
かといって周りを無視するのではなく、
しなやかに、美しく言葉を操ることができたら素敵だなと思います。

以前「暮らしとおしゃれの編集室」にもご登場いただいた、Z会進学教室・長野正毅先生の電子書籍『【Z会進学教室】長野正毅先生の幸せに生きるヒントThe Best Selection』から、心に残る言葉をピックアップ。5日間に渡ってお伝えしています。

 

こんにちは。インスタグラム担当のウメダです。
今日は、恥を忍んでこの原稿を書くと決めました。できることならば、自分の失敗談など公開したくはないのですが、失敗したからこそ、深く心に残る言葉というものがありますね。

 

長野正毅先生の幸せに生きるヒント 2

 

 

今から10年ちょっと前、初めて編集長職を拝命した頃のことです。暮らしとおしゃれの編集部は、当時から「編集」という仕事が好きで、真面目で優秀な編集部員が揃っていました。みんな、ある程度経験を積んでいて、自信と誇りを持って仕事に取り組んでいる大人です。

 

新米編集長だった私は、事あるごとに「正論」をぶつけたんですね。たとえば「予算」はこれしかないから、このなかで何とか調整するしかない。スタッフのスケジュールがなかなか合わなくても、ここは担当の責任でやり遂げないと、などなど。優秀な編集部員のみんななら、冷静に考えれば、どうするべきかわかるはず、と思い込んでいたのです。

 

まさに「正しいことだけを言い散らして、自分は正しいのだからどこからでも斬りこんでくるがいいという姿勢」そのものだったと思います。

 

「予算が厳しい」と相談されたときに、たとえ結果的に金額を増やすことはできなくても、「そうだよね」と話に耳を傾けたり、スケジュール調整でヤキモキしているときに、愚痴のひとつでも受け止めるほうが、相談した側はどれだけ救われるか。今、思い返すとホントにお恥ずかしい。編集部のみんなにも、この場を借りてお詫びします、、、。

 

長野先生のこの言葉と出会って、人間関係においては、ときに「正しいこと」よりも「大切なこと」があることに気づきました。「正しさ」は大義名分になりやすいから注意が必要ですね。油断をすると正論を掲げてしまう自分がいることこを、忘れないようにしています。

 

・長野先生の幸せに生きるヒント1はコチラから

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Z会進学教室のカリスマ教師、長野正毅先生の大好評ブログ3000話から著者&読者セレクトによる79選に書きおろし21話を加えて電子書籍化。子どもたちに教える日々の中で感じた、自分らしく生きることこそが大切であるというメッセージ、子育ての秘訣、そして幸せに生きるヒントなど、示唆に富む言葉があふれます。

 

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Profile

長野正毅

Nagano Masaki

80年代より小・中・高校生(大学受験生)の学習指導に携わり、

97年よりZ会の教室に講師として勤務。担当は国語。2020年2月まで渋谷教室長として、進路に迷う生徒や子育てに悩む保護者を励まし、応援してきた。現在も渋谷、新宿、三鷹教室で講師を担当している。著書に『励ます力』(主婦と生活社)がある。

Twitterhttps://twitter.com/shiawase_hinto

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