気の毒な人はいても、不愉快な人など存在しません

丹生谷真美さん『暮らしを磨く美しい言葉』
2020.07.08

コロナブルーに効く、心を元気にしてくれる一冊
『暮らしを磨く美しい言葉』vol.3


こんにちは、暮らしとおしゃれ編集部の隣にある「主婦と生活別冊編集部」の佐藤です。今週は、私が担当した新刊から素敵な言葉の数々をご紹介させていただきたく、「暮らしとおしゃれの編集室」におじゃましております。

女性ならだれしも「素敵な女性」になりたいし、「エレガントな女性」に憧れます。でも、いったいどこから手をつければいいの? そんな「初めの一歩」を、東京・田園調布でおとなの教養を磨くサロン教室を主宰している丹生谷真美さんの新著『暮らしを磨く美しい言葉』より、お届けしたいと思います。今週6日間にわたり1日1つずつ、「美を磨く」「心を磨く」「言葉を磨く」「表現を磨く」「日々を磨く」「人生を磨く」の6つの章に散りばめられた言葉をご紹介。暮らしを磨き、満ち足りた時間を過ごすヒントにしてくださいね。

3日目の今日は「第3章 言葉を磨く」からの言葉です。

気の毒な人はいても
不愉快な人など存在しません。
「お気の毒に」と心の中で
つぶやいてみてください。


 外で大声を出して威張り散らす男性は、家では奥様に頭が上がらないのだろうし、意地悪な上司は実は孤独で、毎日ひとりで食事するさびしい生活を送っているのかもしれません。
 想像は自由ですから、自分がやさしい心を持ちやすいように、やさしい言葉が生まれやすいように想像してみましょう。気の毒な人はいても、不愉快な人など存在しません。「お気の毒に」と心の中でつぶやいてみてください。それだけで、人に対して愛情が湧いてきませんか。
 あなたがやさしい言葉で人と接していれば、威張り散らす人も意地悪な人も、あなたが苦手と思う相手も、自分でも意識せずに言葉を少しやわらげて、やさしい言葉をあなたに返してくれるかもしれません。
 人をあたたかい目と心とで観察し、想像することは、感受性、想像力、そして言葉を磨いていくためのストレッチ体操のようなもの。毎日少しずつ続けてください。きっとうれしい効果が生まれます。

photo:白井綾


●担当編集・佐藤が、この言葉から学んだこと●
「困った人」は「困っている人」なのかもしれません。誰にも見えない事情がある。そう考えてみることは、少なくとも愚痴や憎悪やどす黒い言葉で頭の中をいっぱいにするより、自分にとってもいいようです。仕事のできないあの上司は、もしかしたらお風呂で転んで小学生の息子さんと中身が入れ替わってしまったのではないでしょうか……小学生なのに課長、かわいそうすぎる。優しい言葉をかけてあげられる気がしてきました。

※次回は「第4章 表現を磨く」の言葉を紹介します。

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Profile

丹生谷真美

Mami Niunoya

1950年、東京生まれ。1986年、日本で最初のフィニッシングスクール校長に就任。1992年独立、東京・田園調布で真のエレガンスとおとなの教養を磨くサロン教室を主宰する。オンライン講座も開催中。2020年、NHKよるドラ「いいね!光源氏くん」(原作:えすとえむ)劇中和歌を担当し話題に。著書に『あなたが花になる美しい日本語』『美しい人の美しい手紙』『母から学んだきちんと、きれいな暮らしかた』『手紙の作法』他。

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