第1回 子どもが歓喜する! さつまいものクラムチャウダー
みなさま、初めまして! 編集部のウエノです。
私、料理本の編集者ではありますが、料理の腕はいつまでたっても半人前。その分、食欲は人の倍以上ある、子持ちのアラフォーです。
ここでは、家族とともに楽しめる旬の食材の情報やレシピなどをゆるゆると、時に脱線しつつお届けできたらと思っています。
さて、記念すべき第1回目。
今年はコロナ禍で、例年のように春や夏を楽しめなかったこともあり、季節の変わり目にも疎くなりがちでしたが、さすがに無視できない寒さの日も増えてきましたよね。
この時期、旬の食材として、必ず常備しているのは【さつまいも】です。
そのままを蒸してよし、焼いてよし。ご飯と炊いたり、おかずに加えたり。
我が家の1歳と7歳の女子たちも大好きな食材のひとつです。
食物繊維が豊富というイメージが強いのですが、実は柑橘類並みにビタミンCも豊富な野菜。さらに、このさつまいもに含まれているビタミンCはデンプンに守られているため、加熱しても損失が少ないのが特徴です。
風邪の予防や疲労回復に効果があると言われている栄養素なので、寒さが徐々に増していくこの時期にぴったりの食材といえます。
今回は、そんなさつまいもを使ったスープを、野菜の美味しさを知り尽くした菜園料理家・藤田承紀さんの『野菜のスープ』からご紹介します。
さつまいものクラムチャウダー
材料 2〜3人分
さつまいも…小1本(200g)
玉ねぎ…1/2個(100g)
にんじん…1本(100g)
あさり(砂抜き済みのもの)…500g
白ワイン…1/2カップ
菜種油…大さじ1
小麦粉…大さじ2
だし(昆布)…11/2カップ
豆乳…1カップ
塩…小さじ1
白こしょう…適量
作り方
1 さつまいもは皮ごと縦4等分に切り切り、2㎝幅のいちょう切りにする。玉ねぎは2㎝角に切り、にんじんは皮ごと2㎝角に切る。
2 鍋にあさり、白ワインを入れてふたをし、中火で熱する。あさりは殻が開いたら取り出し、身をはずす。煮汁はとっておく。
3 フライパンに菜種油、1を入れて中火で熱し、玉ねぎがほんのり茶色に色づくまで炒める。火を止め、全体に小麦粉をふりかけて木べらでよく混ぜ合わせる。
4 3にあさりの煮汁、だしを加えて野菜が柔らかくなるまで10分ほど煮る。火を止め、豆乳を加えて再度温め、塩、白こしょう、あさりの身を加えて混ぜ合わせる。器に盛り、好みのパン(分量外)を添える。
ポイント
さつまいも、にんじんは皮つきのまま使うのでしっかりと水洗いを。スープは沸騰させてしまうと野菜が煮崩れてしまうので、沸騰しないように火加減を注意しながら煮ます。
photo:平松唯加子
電子書籍『野菜のスープ』(主婦と生活社刊) 定価:1210円
野菜のおいしさを知り尽くした菜園料理家、藤田承紀さんが提案する季節のスープ。カラダも心も満たされるシンプルレシピ満載!!
藤田承紀 ふじたよしき
■次回は、師走の忙しさを乗り切るために我が家に導入したとっておきのアイテムをご紹介します。
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