即席漬けで、白菜1/4がペロリと食べられる! 〜横山タカ子さんの「白菜のにんにくじょうゆ漬け」レシピ
信州の漬けもの名人として、NHK「きょうの料理」をはじめ、テレビやラジオ、雑誌など幅広く活躍している料理研究家・横山タカ子さん。
お母さまの味を受け継ぎ、さらにおいしい漬けものがあると聞いては教えを乞いに足を運ぶ。そうして、季節を感じながら、日々、お漬けものと向かい合ううちに、よりおいしく、簡単に作れるよう、進化を遂げたという横山さんの一生もののレシピを一同に集めたのが『横山タカ子のお漬けもの』です。
今回は、その中から白菜がたっぷりと食べられる即席漬けをご紹介します。
即席漬けは、時間をかけて本格的に発酵させて作る漬けものではありませんが、漬ける時間が短くてもほどよい発酵味がつき、生で食べるよりずっとおいしいもの。ぜひ、お試しくださいね。
【白菜のにんにくじょうゆ漬け】
塩は使わず、にんにくとしょうゆをもみ込み、 白菜の甘味に溶け込ませます。
しっかりと重石をして、しんなりさせるのがコツ。
材料(作りやすい分量)
白菜...1⁄4株(600g)
薄口しょうゆ...大さじ3
にんにくのすりおろし...小さじ1
作り方
1 白菜は3cm長さのざく切りにする。容器に入れ、にんにくのすりおろしを加える。
2 しょうゆを加える。
3 全体をざっくり混ぜ、まんべんなく手でもみ込む。
4 2kgの重石をして常温で8時間おいたら完成。その後は冷蔵室で保存する。
自家製のお漬けものは、おいしいだけでなく、乳酸菌やミネラル、ビタミン、食物繊維も豊富といいことづくし。本書では、ぬか漬けや梅干し、白菜漬けなどの定番のお漬けものから、サラダ感覚の即席漬け、季節を楽しむお漬けもの。さらに、漬けものを使った絶品アレンジ料理まで、漬けものが存分に楽しめます。しかも、どれも、身近な野菜と調味料で、驚くほど簡単に作れるものばかり。
Profile
横山タカ子
長野県在住、料理研究家。信州の郷土料理、行事食に造詣が深く、そこからヒントを得たオリジナルな家庭料理を考案。長野や東京で料理教室を開くほか、講演会などでも、その味と技を伝えている。NHK「きょうの料理」講師のほか、様々なテレビ番組に出演。また、結婚以来、季節ごとの漬けもの作りを楽しみ、経験から生まれたおいしい漬け方を広めている。著書に『健康おかず作りおき』(主婦と生活社)、『四季に寄り添い暮らしかさねて』(信濃毎日新聞社)ほか多
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