第23回 『ごちそうさまが、ききたくて。』について

こんにちは。OyOyの佐藤です。

今回ご紹介するのは、栗原はるみさんのベストセラー『ごちそうさまが、ききたくて。』(文化出版局)です。
この本をお持ちの方、たくさんいらっしゃると思います。
1992年に出版され、30年近く経った今もなおたくさんの家庭のバイブルとして、愛読されています。
恥ずかしながら、家庭を持つまでほぼ料理をしたことかなかった私…。真っ先に買ったのがこの本でした。定番のハンバーグやほうれん草のごまあえ、ひじき煮など本当にお世話になりました(全く初歩からだったので)。
はるみさんのメニューは毎日の食卓にはもちろん、誰かがごはんを食べに来てくれる時にも使えるメニューばかり。いつもの作り慣れたものを気負いなくお出しできて、すごく助かっていたのを覚えています。

先日、長年発行し続けてこられた『栗原はるみ haru_mi 秋号 vol.61』(扶桑社)が最終号となりました。栗原はるみさんのパーソナルマガジンとして1996年に『暮らしのレシピ』が創刊。『すてきレシピ』を経て『栗原はるみ haru_mi 』へ通算100号。25年もの間、四季の献立を発表し続けること、素敵な誌面の裏側で、本当に大変だったと思います。しかし、同時に、それは家庭料理だからこそ、続けて来られたんだろうなと。毎日、作り続けて、食べ続けるメニューだからこそなのではないかとも思うのです。
年月や家族構成の変化に合わせて、少しずつ改良されていってることも、どの家庭にも受け入れられている要因なのでしょう。続く料理、続けられる料理を提案してくださる、栗原はるみさんのこの1冊。また、読み返してみます。

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