第1回 「発酵のこと、みそのこと。」
はじめまして、今回からエッセイを書かせていただくこととなりました、料理家の榎本美沙と申します。
私は料理家でありながら、発酵マイスターでもあり、ふだんから発酵レシピを多くご紹介しています。
発酵食品のこと、それから、特に大好きな”おみそ”のことを書かせていただけたらと思っています。
これからどうぞよろしくお願いいたします!
仕事でというだけでなく、個人的にも、発酵食品は大好き!
毎食のメニューのどこかしらに発酵食品を使っているかなと思います。(特におみそ汁は、会社員時代からのパワーメニュー。ほぼ毎食飲んでいます!)
"毎食のどこかしらに発酵食品をいれている"と書きましたが、おみそや納豆、ヨーグルトだけでなく、しょうゆも、みりんも、お酢も、お酒も発酵食品。(ちなみにキムチも、チーズも、それから懐かしの「ナタ・デ・ココ」なんかも発酵食品です。)
そう考えると、意識していなくても、皆さま発酵食品を普段からとりいれているのではないかなと思います。
日本は、昔から発酵食品が食文化に根付いてきた発酵大国。特に調味料に発酵食品が多いので、身近で取り入れやすいのがよいところかなと思います。
雑誌やテレビなどでも、発酵食品のレシピをたくさんご紹介してきましたが、私のレシピは、あまり手の込んだものではなくシンプルに楽しめるものばかり。
例えばこちらは、茹で塩麹豚。塩麹にじっくり漬け込んだ豚肉を茹でただけです。
でもしっとりとやわらかく、幸せの味…!です。
もともと身近にあって、それ自体がおいしい発酵食品なので、手に入りやすいもので、気持ちを楽に作って、おいしくて、体にうれしい。
それだけで、じゅうぶんです。
そして、実はこの度、11月19日に、発酵食品の中でも個人的に大好きな"おみそ"の本を出すこととなりました!(ありがとうございます!)
『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(主婦と生活社)という本で、一般的には発酵が半年ほどかかるみそを「ひと晩」で発酵させようという本になります! とっても簡単で、とってもおいしくて、そして体にもうれしいおみそです。
ぜひお気軽に試してみてほしいです!
次回の更新は11月13日。〝ひと晩発酵みそ〟のことをもう少しお話しできたらと思っています。
◆世界一簡単で画期的なみそ作りの本です。
炊飯器で保温をして作ることで、酵素が働きやすくなり、一般的には半年以上かかる発酵が、なんと、たった” ひと晩” で、できあがります!
カビなどの心配もなく、はじめてみそを作ってみたい方や、仕込んですぐに食べたい方、失敗せずに作りたい方にもぴったり。
米麹をたっぷり使って作る、“ ひと晩発酵みそ” は、やわらかな甘みでほっとする味わいも魅力です。みそ汁はもちろん、和食だけでなく、洋食やおやつにと活用でき、うまみをアップしたり、お肉をやわらかくしたりと、おいしさの面でもワンランクアップさせてくれます。
さらに、塩分5%と控えめなので、お料理にたっぷりと使えて、一般的なみそよりも、簡単に栄養豊富な発酵食が作れます。免疫力を上げたり、腸の働きを整えたり、老化を防止したり、たまった疲労を回復させたりと、驚きの健康効果も必見です。
Profile
榎本美沙
料理家 /発酵マイスター
会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルな料理が人気で、テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。著書に『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(主婦と生活社)、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会)、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社)がある。
- オンライン料理教室:「榎本美沙の料理教室ー発酵と季節料理ー」
- Instagram:@misa_enomoto
- Youtube:「榎本美沙の季節料理」
- Twitter:@misa_enomoto
- HP:「ふたりごはん」
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