第16回 材料たったの3つだけ! 暑い夏にはひんやり、ぷるんぷるんが嬉しい「米粉で作る牛乳餅」
こんにちは、米粉料理家・フードコーディネーターの高橋ヒロです。
いつの間にか梅雨があけ、真夏に突入しました。今年の夏は暑くなりそうですね〜。
ようやくちょっと遠出もできそうになってきたのに、こんなに暑いと外に出たくなくなりますね。
今日は、そんな時にぴったりの冷たいおやつ「米粉で作る牛乳餅」をご紹介したいと思います。
米粉のメリットについては、以前にもお伝えしたかと思いますが、今回はグルテンフリーと腸活についてお話を少し。
米粉はグルテンフリーの食品ですが、そもそもグルテンとは小麦に多く含まれるタンパク質のこと。小麦に水分を加えて練ると、グルテンが作られます。グルテンは粘り気が強く、網目状に絡んでいます。小麦で作られたパンのあの弾力のあるモチモチ食感はグルテンの働きによるものです。しかし、その粘り気のある性質がゆえに、体の中でも消化しづらく、時には腸を傷つけることがあると言われています。
人間の体は、食べた物は主に小腸で吸収され、栄養素はここで吸収されます。また、腸には沢山の免疫細胞があり、大事な役割を担っています。
そのために腸が傷つくと、そこから異物が混入したり、免疫細胞が間違えて働き、本来は攻撃する必要のないものを攻撃してしまい、アレルギー反応や自己免疫疾患などをおこしたりします。
ちょっと難しくなりましたが、ちょっと調子が悪いな~という時は、グルテンを控えて見るのもひとつの手です。
せっかくなら、そんな時に米粉と仲良くなってみるのはどうでしょうか?(笑)
米粉通信では、1回から16回までに米粉のいろいろなレシピをご紹介しています。
お菓子やパンだけでなく料理にも使えるので是非作ってみてくださいね。
今日はとっても簡単に作れる牛乳餅の作り方をご紹介します。
材料は、米粉、牛乳、砂糖の3種! ここにきな粉と砂糖をまぶしても4種!
もっちりぷるんとしていて、和菓子のような不思議な食感ですが、冷蔵庫に少しおいてから食べると、ひんやりして美味しいですよ~!
夏の子どものおやつにgood
米粉で作る牛乳餅
【材料 2人分】
牛乳 300g
米粉(製菓用)40g
砂糖 30g
A きな粉・砂糖 各大さじ2
【作り方】
①フライパンにA以外の材料を全部入れ、泡立て器で混ぜる。
②中火にかけ、ゴムベラで混ぜる。ふつふつしてきたら、更にしっかり粘り気が出るまでよく混ぜる。
③耐熱容器に入れ、粗熱が取れたら冷蔵室に入れて2時間冷やし固める。
④器に盛り、合わせたAをまぶす。
【高橋ヒロの米粉通信】はこちらから
◆次回の更新は8月27日(金曜日)です。どうぞお楽しみに!
Profile
高橋ヒロ
米粉専門家、フードコーディネーター。オンライン料理教室「高橋ヒロonline salon」主宰。親の転勤で幼少期は日本中を転々としさまざまな食文化に触れる。大学を卒業後大手旅行会社、IT企業等に勤務。傍らで料理を学びフードコーディネーターとしての活動を始めたが、自身の子どものアレルギーをきっかけに、食育、特に米粉の活用に取り組むように。のちに、社会における米粉の重要性を認識し料理の世界に専念。米粉のセミナーや講座、企業の商品開発、レシピ提供を中心に活動中。著書に『米粉100レシピ』(主婦と生活社)、『かんたん、おいしい米粉のクッキー 』(池田書店)、『卵アレルギーの子どものためのおいしいおやつとごはん』(成美堂出版)、『作業時間10分米粉100%のパンとレシピ』(イカロス出版)など。
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