粉よりもバナナがたっぷりで濃厚な味わい!バター不使用で作れる!!〜吉川文子さんの「バナナブレッド」のレシピ
いよいよスタートしたゴールデンウィーク。みなさん、楽しいご予定は詰まっていますか…?おうちでのんびり過ごすのもいいわ〜という方のために、今日から5日連続で、過去にご紹介して大人気だったレシピをアンコール公開させていただきますね!
第1弾は、あまりにバズって社会現象!?ともなった、吉川文子さんの『トレイベイク』のバナナブレッドです。バター不使用で、ぐるぐる混ぜるだけで作れる手軽さ。それでいてびっくりするほどのおいしさ!ぜひ試してみてくださいね。
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イギリスではポピュラーな「tray bake(トレイベイク)」というお菓子をご存知でしょうか?
トレイベイクとは、「オーブンの天板を使って薄く焼いた四角いケーキ」のこと。今から8〜9年前に、イギリスのお菓子の本の中で、初めてトレイベイクに出会ったお菓子研究家の吉川文子さん。手頃なサイズのバットでアレンジして焼くうちに、すっかりその魅力のとりこになったそうです。
「バットに流して焼くとあって、生地が薄く、焼き時間が少なくてすむのがうれしい点。また切り分けやすく、カットのしかた次第で、正方形や長方形、バー状や三角形に…と、バラエティに富んだ形にできるのも魅力ですね」
そんな吉川さんが、バター不使用で作れるトレイベイクをたっぷり紹介しているレシピ本『トレイベイク』。その中から、お菓子作り初心者の方でもおいしく作れるレシピをご紹介します。
バナナブレッド【banana bread】
粉よりもバナナの割合が多い、バナナが濃厚に香るケーキです。生地に加えるバナナは、
水っぽくならないように粗めにつぶし、トッピング用は薄く切って火の通りをよくし、より甘くさせます。
【材料(20.5×16×深さ3cmのバット1枚分)】
A・薄力粉…130g
・ベーキングパウダー…小さじ1
卵(Mサイズ)…1個
きび砂糖…70g
植物油…50g
プレーンヨーグルト…大さじ1
バナナ…1と1/2 本(正味150g)
トッピング用のバナナ…1/2 本(正味50g)
【下準備】
・卵は室温に戻す。
・バナナは生地用はフォークで粗くつぶし、トッピング用は5mm厚さの輪切りにして12枚分を用意する。
・バットにオーブンシートを敷く
・オーブンを180℃に温める。
【作り方】
❶ ボウルに卵と砂糖を入れ、泡立て器で1分ほど混ぜる。油(少しずつ)、ヨーグルト、つぶしたバナナの順に加え、そのつどぐるぐるっと混ぜる。
❷ Aをふるい入れ、ゴムベラで底から返すようにムラなく混ぜる。
❸ バットに流して平らにならし、トッピング用のバナナを4×3列にのせ、180℃のオーブンで25分ほど焼く。
*粗熱がとれたくらいだとふんわり、翌日しっとりしても美味
【バットはこちらを使用しています】
野田琺瑯のキャビネサイズ(20.5×16×深さ3cm)のホーローバットを使っています。近いサイズのステンレスやアルミ製のバット、15cmの角型でも同様に作ることができます。
photo:福尾美雪 styling:西﨑弥沙
定価:1540円(税込)
イギリスではとてもポピューラーな「オーブンの天板を使って薄く焼いた四角いケーキ」=トレイベイクが初上陸! 型を使わずに気軽に焼いてティータイムを楽しみましょうという、ホームメイドスイーツの本場・イギリスならではのお菓子を、より作りやすく、手頃なサイズのバットを使って、しかもバター不使用で作れるように提案しています。チョコレートとチーズ/フルーツ/野菜/ナッツとドライフルーツ/クッキーとタルトのトレイベイクまで、バラエティ豊かな焼き菓子がぎゅっと詰まった1冊です。
Profile
吉川文子
千葉県生まれ。お菓子研究家。自宅で洋菓子教室「Kouglof(クグロフ)」を主宰。藤野真紀子氏、近藤冬子氏、フランス人パティシエのサントス・アントワーヌ氏に師事し、お菓子作りを学ぶ。フランス伝統菓子をベースにしつつ、バターを使わないお菓子を中心に書籍や雑誌でレシピを提案。著書に『トレイベイク』『ゼロ・シュガー・ケーキ』(ともに主婦と生活社)、『オイルで作る ふんわりケーキとサクサククッキー』(オレンジページ)、『「糖質オフ」のロールケーキ』(文化出版局)、『自家製ミックス粉でかんたんおやつ』(ナツメ社)など。
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Instagram fumikoykouglof
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