第4回 100円グッズで簡単!バレンタインラッピングはドライフラワーの小花添えで贈り物上手に

岩田紫苑さんの食卓を彩る花あそび
2023.02.05


こんにちは、花業界のライターをしている岩田紫苑です。
チョコレートが無性に食べたくなる、この時期。

中学、高校を女子校で過ごした私にとって、バレンタインデーはお祭り騒ぎも同然でした(笑)
友チョコを量産し、当日はタッパーを抱えながら、廊下を練り歩く。親しい友人を見かけては、お互い手作りしたお菓子を交換し、その場で頬張る。
校則に厳しい学校でしたが、この日ばかりは、お菓子やチョコレートを見かけても先生たちは目をつぶっていたような気がします。私の青春時代!懐かしい思い出です。

さて、第4回は、ドライフラワーを使ってとっても簡単にできるラッピング方法をご紹介します。

2月14日のバレンタインデーに向けて、そろそろ準備を始める方も多いはず。
手作りのお菓子も、市販のお菓子も、ラッピングにひと手間かけて贈り物上手になりませんか?

まずは、ドライフラワーの作り方をご紹介します。
用意するのは、100円ショップで購入できる「つまみ付きフック」。
つまみの部分で茎を挟み、お花を吊り下げて乾燥させる「ハンギング法」が簡単にできるのでオススメですよ。

1:失敗が少ない!ドライフラワー向きな花を選ぶ

水分量が多い、チューリップやカーネーションなどは、乾燥する面積が大きく、時間がかかります。
きれいなドライフラワーになる前に、茶色く枯れてしまうリスクがあるので、お花を購入するときは、そのお花がドライフラワーに向いているかどうか、お花屋さんに相談してみてくださいね。

初めて挑戦される方には、手早く乾燥できるカスミソウやスターチスのような小花がおすすめ。
この時期に旬を迎えるミモザも比較的扱いやすいですよ。スプレーバラも、通常のバラよりお花の大きさが小さいので、きれいなドライフラワーになります。

また、花びらに水分が少なく硬そうな質感のエリンジウムもドライフラワーにむいています。そのほか、爽やかな香りがするユーカリ、道端でも見かけるナズナ(ぺんぺん草)、ウサギの尻尾のようなラグラスもオススメですよ!

 2:つまみ付きフックで茎を挟む

100円ショップで購入できるつまみ付きフックで茎を挟みます。
今回は、水分量が少ないカスミソウやハイブリットスターチスを吊るしました。

3:室内で3日間、自然乾燥させる

風通しが良く、直射日光が当たらない場所で、3日ほど自然乾燥させるだけで綺麗なドライフラワーに変身!

麻紐を使って茎を束ねて吊るすこともできますが、乾燥する過程で、茎が細くなっていきます。
結んだ麻紐から茎が抜け落ちないように、きつく束ねてから吊るしてくださいね。

4:カットして麻紐で束ねる

出来上がったドライフラワーは、枝分かれの部分でカットし、小さく麻紐で束ねれば、ミニスワッグになります。
詰め合わせのお菓子の隙間に、スワッグをしのばせても可愛いですね。
箱を開けたとき、お菓子の甘い香りとともに、ふわっと爽やかなドライフラワーの香りが鼻をくすぐる素敵な贈り物になりますよ。


リボンや麻紐でラッピングを終えたボックスの上に、5センチほどにカットしたドライフラワーを一輪差し込むように添えるのも、おしゃれ!

100円ショップで購入できるネームタグをリボンに括って、贈る相手の名前や、「FOR YOU」「THANK YOU」などのひと言メッセージを添えたり、英字スタンプを押したりしてアレンジを加えても可愛いですね。


透け感のある「トレーシングペーパーちよがみ」や、お気に入りの包装紙をカットして掛け紙にすると上品な雰囲気が出ておすすめ。こちらも100円ショップで購入できます。
個包装のお菓子を職場や学校の複数人に贈る人は、パッケージにマスキングテープで茎の部分を貼り付けるだけでも、簡単にセンスアップしますよ。


バレンタインデーに限らず、ドライフラワーのラッピングアレンジをさまざまな贈り物シーンで活用してみてください。

例えば、下記の写真のようにおしゃれなペーパーナプキンで包んだカトラリーにドライフラワーを添えると、パーティーシーンでもおもてなし感が高まります。

寒さが厳しく、空気が乾燥しているこの時期は、ドライフラワーを作るのに最適です。ぜひ挑戦してみてくださいね。

わが家は、もうすぐ2歳になる息子と夫に、旬のフルーツを使ったデザートを作る予定です。
「おいちー!」と目を細めて、モグモグする息子の姿がたまらなく愛おしいので、腕をふるいたくなっちゃいますね(笑)

みなさんも、素敵なバレンタインデーをお過ごしください。

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Profile

岩田紫苑

SHION IWATA

1990年生まれ。母の影響で、幼少期からお花のある暮らしを楽しむ。学生時代、華道部に所属したことがきっかけで、お花に惚れ込む。昨年出産を機に、一般企業を退職し、フリーのライターに転身。花にまつわる執筆や取材、撮影を通して、花業界を盛り上げたい!と奮闘中。

その他の活動:株式会社RIN フラワーサイクリスト
オンラインコミュニティ「花と緑の社会実験室soe!」運営
「森を守るクリスマスリースプロジェクト」参画

Instagram:shiooont

note:https://note.com/shionphoto

 

 

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