第５回ひなまつりの食卓を華やかに！３色1列に並べる「テーブルランナー」で大人のフラワーアレンジメント

こんにちは、花業界のライターをしている岩田紫苑です。
もうすぐ、桃の節句、ひなまつりですね。

私は、普段あまり飲まない煎茶を丁寧に淹れて、息子のお昼寝タイムに、和菓子をおともに贅沢な1人時間を満喫する予定を立てています。和菓子屋さんの桜餅や大福、三色の彩がきれいな菱餅(ひしもち)やひなあられなどを買ってきて、昼下がりのひと時を堪能するのが恒例です。

さて、第5回目は、ひなまつりカラーを意識した「テーブルランナー」というお花の飾り方をご紹介します。
ひなまつりカラーと言えば、ピンク、白、緑色で、それぞれに意味をもちます。

ピンクは「魔除け」「先祖を尊ぶ心」
白は「子孫繁栄」「長寿」
緑色は「健康」「厄除け」

この3色が揃うお花が、スーパーで売られていたので、今月はスーパーのお花で飾ってみました。

ピンクはスイートピー。
白はカスミソウ。
緑色は、ラナンキュラスとドラセナ。

花瓶の色味をひなまつりカラーで揃えてみるのも、オススメですよ！

テーブルの中心に、大小異なる空き瓶を一列に並べて、テーブルランナーに見立てます。
ポイントは、花瓶に対して、1：1の背丈でお花を飾ること。

お花の背丈を調整すると、花瓶とのバランスがとれます。
この比率は覚えておくと、どんなお花でも使えます！

食卓がひな祭りカラーで華やかに彩られて、気分が高まったので、
今回は、作り慣れているちらし寿司ではなく、手毬寿司に挑戦。
一度作ってみたかったんです！

ラップの上に、小さく切ったお刺身を置き、その上に丸めた酢飯をのせて、ラップごとクルクル丸めて、出来上がり。
とっても簡単に作ることができて、丸いフォルムが可愛らしい。
いくつかお皿に並べると、可愛らしさが倍増しますね♪

みなさんは、今年のひな祭りをどんな風にお祝いされますか？

幼い頃から、私は家族で毎年ちらし寿司を作り、ひなまつりをお祝いしてきました。
特に思い出深い出来事は、亡き祖母の秘密を目撃してしまった日のことでしょうか。(笑)

小学校低学年だった私がお風呂上がり、祖母の待つリビングに向かうと…
雛人形の前で正座をしながら、「あかりをつけましょ、ぼんぼりに～♪」と歌う祖母の背中が目に入りました。

歌い終わったので驚かそう！と、後ろからそっと近づくと…

「どうしよう、お腹すいてきちゃった。美味しそうな、ひなあられ。ちょっと食べちゃおうかしら。いいかしらお雛様？」と言って、お供えしてある、ひなあられをぽんっと口に入れる姿を目撃！

すぐに私の気配に気付き、
「あら！！紫苑ちゃんに見つかっちゃった！ちょっとお腹がすいていて、つい…ごめんなさい！」
と慌てて弁解する祖母。

そんな、ちょっとお茶目で可愛い祖母を、ひなまつりが来るたびに思い出すのでした。

ひな祭りカラーのひとつ「ピンク」には、「先祖を尊ぶ心」の意味があるので、そんな日に、祖母に思いを馳せる予期せぬきっかけをもらったなぁ…なんて感慨深い気持ちになったりします。皆さんも、素敵なひなまつりをお過ごしくださいね。

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