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オーバーコートに色柄ニットのカーディガンを忍ばせて

おしゃれさんコーディネート

2020.10.11

大阪・箕面「ALPOA(アルポア)」 vol.14

私たちが好むアイテムの1つにオーバーコートがあります。朝昼晩の気温差が出てくる秋のシーズンには欠かせないアイテムです。そんな頃にはオーバーコートはとても万能なのですが着るだけである程度は様になるので、コートを脱いだときのコーディネートが「ちょっと人前では…」なんてうっかりな事も…（笑）。そこで今回はそのようなことがないように、室内と室外の寒暖差を想定したうえで、私たち的重ね着コーディネートをご紹介させていただきます。

まずはリアルなミリタリーアウターを女性らしいフォルムのサロペットとレオパード柄で合わせたスタイリングです。

vol.13でもチラッとだけご紹介したコチラのアウターは、1950年代のデッドストックのUSスノーパーカですが、日常使いしやすいように袖口やポケットなどを修正してオーバーダイ（後染め）したモノです。

カーキ色のミリタリーカラーに仕上げていますが、元々の色は白や生成色。雪山などで体をすっぽりと覆うように着るオーバーコートなので、シルエットはザックリとしており、アバウトなサイズ感でカッコ良く着ていただく感じです。一重のコートなので、寒いときは中にたくさん着込むことも可能です。

そしてコートを脱ぐと表れるのは……。

「NEEDLES(ニードルズ)」のVネックカーディガン。ブークレーのようなフワフワの質感とグレーベースのぼんやりとしたレオパード柄が、絶妙なバランスで表現されたニットジャガードです。

カーディガンに組み合わせたのは「Worker’s Nobility(ワーカーズノビリティー）のウールメルトンのサロペット。まるで建築物を衣服で表現したかのような構築的なデザインです。金具などの付属もなく、フロントも背中も大きく開いていて、リラックス感のあるオーバーオールに仕上げ、ワークのニュアンスやディティールを洗練した姿に落とし込んでいます。

ちなみにバッグは「_Fot(フォート)」のコンパクトなワンハンドルバッグをあわせてみました。女性らしい雰囲気ですが、華奢過ぎない雰囲気なの、私たちが好むメンズの要素を含んだスタイルに大活躍のバッグです。

続きましてはアイボリーのオーバーコートにふわふわのニットカーディガンをあわせて、淡い色合いでまとめたスタイルです。

まずアウターはドローコードやハリのある素材感とシャーリングによるギャザーがとても雰囲気良くカッコいい「R&D.M.Co-（アールアンドディーエムコー）」のフーディーコート。

どことなく漂うスポーティーなニュアンスがとても新鮮でカッコよく、どの角度から見ても素敵さを感じます。

そしてコートを脱ぐと、きれいな色が全面的に映ります

カーディガンは、素材もシルエットもお気に入りの「unfil(アンフィル)」のストレッチスーパーキッドモヘアカーディガン。

淡いライラック色がとても美しく、ふわふわな質感と容姿で軽い素材感すが、見た目以上にしっかりしており、ストレッチが効いているのでとても快適で安心感があります。後ろの首元がU字なのでカラーレスのシャツに合わせると後姿も素敵です。

以前vol.3で、「古き時代のミリタリーやワークウェアなどをはじめ、ルーツを感じるメンズっぽいアイテムをほどよく取り入れて、甘く可愛くなりすぎない、カッコよさを感じるスタイルが好みです」というお話をさせていただきました。そんな私たちの根本的なスタイルを中心に、今回はきれいな色柄のニットカーディガンにあわせて、コートを脱いでも安心できる（ちゃんと素敵な・笑）コーディネートをご紹介させていただきました。ニットカーデやガウン×オーバーコートの組み合わせを色々なかたちでお楽しみいただけたら嬉しいかぎりです。

モデル・文：山本えり

coordinate item
コート：50's US ARMY SNOW PARKA ￥17,800+tax　
ニット：「NEEDLES」V Neck Cardigane - Leopard Knit Jq. ￥18,000 + tax　
サロペット：「Worker’s Nobility」Overall / Black 100% Wool ￥36,000+tax　
シューズ：「Troentorp」Swedish Clog - Plain Toe / Smooth Blk / Nat ￥21,000 + tax　
バッグ：「_Fot」one handle bag /black \18,000+tax　