上品さと、時代の反映と「AURALEE(オーラリー)」の洋服

今日のひとしな
2020.12.19

~「Less」よりvol.19 ~ 

触れた瞬間に上質さが伝わってくるような服。もしかしたら触れる前にその雰囲気が出ているのかも。そんな風に思わせてくれる洋服は僕の知る限り、少ないかも知れません。

世界中から厳選した原料と日本屈指の生産背景で本当に良いと思える素材を追求し、その素材の個性を活かし、時代の気分を反映しながら物作りをしているのが「AURALEE(オーラリー)」。

とてもシンプルなデザインながら着心地やシルエットは群を抜いていて、独特のオーバーシルエットは今のムーブメントを作ったと言われるほど。

それは様々な人気ブランドを歴任し日本の素晴らしい生産背景と職人の技術を自分の目で見て、足で回り、対話を重ねてきたからこそ生まれるもの。デザイナーの岩井さんに話を聞くと、いつも謙虚で作り手のことを話してくれる。素材作りもデザインの一部だと考える物作りは着る人の心を高揚させ、気持ち良くさせてくれる。

少しだけ素材の説明をすると、

‟SUVIN HIGH COUNT CLOTH DOWN JACKET(スヴィンハイカウント ダウンジャケット)”

インドの超長綿であるスヴィンコットンコットンを170/2の超極細番手に紡績し、ゆっくりと高密度に織り上げた素材です。ダウン用に最終工程で撥水加工をしています。中綿には、英国産のホワイトダックダウンを使用し、製品にする前に再度、加湿乾燥加工を加えて、よりふっくらと仕上げています。

‟BLUEFACED WOOL DOUBLE CLOTH BUTCHER(ブルーフェイス ウールダブルクロス ブッチャー)”

イギリスのミッドランド地方で育った英国羊毛の長毛光沢種であるブルーフェイス種の原毛を使い、しっかりと打ち込んで織り上げた二重織り素材です。英国羊毛ならではの弾力性と、しなやかな肌触りと光沢感も特徴です。先染めで多色の杢糸を使ってランダムシャドーチェック柄を織り上げているため、奥行きのある柄に仕上がっています。

ジャカードニットはクラシックさと今っぽさが同居していて、何より着心地と素材の良さが際立ちます。

南フランスのごく限られた地域のみで生産されているフレンチメリノウールを強撚し、編み上げたシングルジャカードニットです。従来のメリノウール以上にバルキー性に優れていて、ふっくらと軽く柔らかいのが特徴です。さらに強撚にすることでクリアで凹凸感のある編み地になっていて毛玉も出来にくくなっている……などなど。

今シーズンも徹底的に素材を追求し、素材の持つ力強さと繊細さ揺らぎ、着心地はもちろん動きの雰囲気、海外での評価が定着しているのも頷けます。

「AURALEE」のものづくりは素材の活かし方、特徴をふまえ今までにはない新しい試みを続けながら未来のクラシックを作り出そうとしているのだと思う。

上質で洗練された洋服を提案します。

 

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「Less Higashikawa」
北海道上川郡東川町南町1-1-6
TEL:0166-73-6325
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定休日:水曜日,不定休
https://less-web.shop/
Instagram「@less_higashikawa

 

「on the table」
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[月・火・木曜日]11:30〜20:00
[金〜日曜日]11:30〜24:00(酒場時間17:00〜24:00)
定休日:水曜日、第1・第3火曜日
Instagram「@on_the_table2012

 

「Less Asahikawa」
北海道旭川市豊岡11条5丁目 4-24
TEL:0166-37-7677
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定休日:水曜日
http://less-style.net/
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