～「Less」よりvol.28 ～ 

「shuo’（シュオ）」は冠婚葬祭で使う小物のブランド。2011年にジュエリーデザイナーの星芽生さんと、ライターの吉田直子さんがふたりで立ち上げました。

「シュオ」という言葉は中国語で、「新月」という意味。日本語では朔と書きます。新月の日は、新しいことをはじめたり願いごとをするのに適しているそうです。

ふたりが生み出すアイテムには、凛とした美しさと親しみやすい柔らかさがある。

冠婚葬祭や入園入学、卒園卒業と華美ではなくきちんと装う場というのはこれからも数多くやってくるだろう。「お葬式だからといって急に別人になるのではなく、いつもの自分のまま正装したい」、そんな気持ちも込められているそうです。年齢を重ねても美しく自分らしくありたいと思う女性には、きっと喜んでもらえるんじゃないかなぁ。

繊細な作りと美しさの中にしっかりと芯のあるアイテム。

自分たちが本当に作りたいと思っているものをつくっていると、それは作り手に近づいていく。想いがカタチになるとはこのことだ。ふたりと色々な話をしているとそんな風に思わされます。

また「shuo’」のアイテムには以前から親交のある人たちと一緒に考え、作ったものも少なくない。料理家の渡辺有子さんと一緒に作ったジュエリーや、suzuki takayukiさんとつくった礼服などだ。これらもふたりの人柄と思いがカタチになったもの。

以前いらっしゃったお客様が、「まだ小さい孫に贈ってあげたら喜ぶかしら？」と。なんて素敵な贈り物なんだろう。きっと大人になった時、おばあちゃんからもらった大切な数珠にとても嬉しい気持ちになるんじゃないかなぁ。

そんな素敵な場面にも立ち会え、あらためて良いコンセプトだなぁと思わされました。

オンラインショップはこちらから

→その他の「Less」の記事はこちらから
→その他の「今日のひとしな」の記事はこちらから