寒い日も快眠できる! 「石田屋」のウールベッドパッド

編集部ブログ
2020.12.28

こんにちは。
編集部OGのウメダです。

いよいよ冬本番になり、「足先が冷えて眠れなーい」なんてお悩みを持たれている方はいませんか? 実はワタクシここ数年、朝までぐっすり眠れた日は数えるほどしかありません(涙)。「年齢的に更年期の症状かもしれないなぁ」と諦めていたのですが、どうやら不眠の原因は更年期だけではなかったようなのです。


秋に開催された「おへそ的、買い物のすすめ in 三越日本橋本店」に出展していただいた、金沢の老舗布団店「石田屋」さん。

 

「布団を選ぶ上でいちばん大事なのは『湿気』」
「熱は下から逃げる。だからマットが大事」

などなど、「石田屋」さんには『暮らしのおへそ』の取材で、眠りのプロならではの布団選びのコツをたくさん教えていただきました。「長年の悩みを解決できるかもしれない!」と前のめりで「おへそ展」へ向かいました。



「おへそ展」では、石田屋の体験型ショールーム「ガマダン」の店長・八木勢津子さんが店頭に立ってくださいました。私も「石田屋」ブースで寝具をお試し。布団に触れる背中だけでなく、全身を包み込むような異次元の寝心地にウットリ♡ 

 

眠りに関するウメダの悩み
昨年、買い替えたベッドのスプリングが硬すぎた!
首・肩が痛くなって目が覚める!
夏場は寝汗で蒸れ蒸れ!

 

これを踏まえて八木さんが提案してくださったのが、こちらです。


「ウールベッドパッド」と「イタリアンリネンボックスシーツ」。

 

「おへそ展」からおよそ1か月後、自宅に届いたマットをセットしてみました。じゃーん!


わが家は昨年、ベッドを買い替えたのですが、このとき私は2つの勘違いをしていました。ひとつは、柔らかいマットレスは腰が沈んでよろしくないだろうと固めのものを選んだこと。もうひとつは、マットレスの上に敷くベッドパッドは、単なる汚れ防止だと思っていたこと。


マットレスの上に「ウールベッドパッド」を重ねたところ。このふんわりしたクッションが寝心地の良さの秘密。

 

正直、今まで単なる汚れ防止と思っていたので、ベッドパッドはペラペラのものを使っていました、、、。ですがベッドパッドには体の凹凸を埋めて、理想の寝姿勢・寝心地をつくる役割があるそうです。

「石田屋」のベッドパッドは、良質な羊毛が使われていてクッション性に優れているため、ふわっと柔らかく全身を支えてくれます。人の体は曲線なので、硬いマットレス+薄いベッドパッドでは、ウエストや膝裏、足首に隙間ができてしまいます。それをクッション性のあるパッドで埋めるというわけ。こうすることで、肩や腰、脚の緊張をとき、全身がリラックスできます。

 


(左)マットの上に直接寝てみた図。(右)リネンのシーツをかけて極上の寝心地に♡ 背中から足先まで隙間がなくなって、全体重をマットに預けている感覚。たとえて言えば、温泉で寝湯に浸かってリラックスしているイメージに近いかもしれません。


ベッドパッドのもうひとつの重要な役割は、湿気の調整。私たちは、ひと晩でコップ1杯分の汗をかくといわれますが、汗となる前の蒸れ蒸れの湿気をベッドパッドの羊毛が吸収してくれるのです。羊毛は人間の髪のキューティクルに似たウロコ状になっていて、これが開いたり閉じたりすることで吸湿と放湿を行うそう。そのため、ウールといっても夏は蒸れずにさらっと、冬は暖かさをキープできるのです。



(左)パッドの側生地は綿100%。こちらは通気性のよいタテ織で、もう一方の面はサテン織になっている。夏はツルリとしたサテン織を上にするとシーツの滑りもよく、暑さを感じにくいとか。夏が楽しみ!(右)リネンのシーツは着脱が簡単なボックスタイプを選びました。ゴム端をボタンで始末する丁寧なつくり。注文後にイタリア産の生地をわが家のベッドサイズに合わせて仕立ててくださいました。

 

今の季節、体が冷えていると布団に入ってもなかなか温まらないことが多かったのですが、ウールパッドに替えてからは、下からも自分の体温がキープされていることを実感します。このウールパッドにリネンのシーツを組み合わせれば、肌に触れる面はサラサラで、体はホカホカ♡ 正直言って、毎日、眠るのが楽しみで仕方がありません。笑


今回、石田屋の八木店長のお陰で、長年の悩みがひとつ解消されました~。八木さん、ありがとうございました! 

実は教えていただいた「快眠のコツ」は、ほかにもありまして、皆さんにも広く参考になると思うので、最後にご紹介します。

 

「石田屋」の快眠アドバイス1 
寝具はパーソナルなもの


恥かしながら、わが家の寝室です。体を鍛えている夫(右側)は、硬いマットレスの上に某アスリートが宣伝をしているマットを敷いています。そのことを遠慮がちに八木さんに伝えたら「ご夫婦やご家族でも、同じ寝具が良いとは限りません。体重や骨格、筋肉のつき方は人によって違うので、自分に合った寝具をパーソナルに選ぶのが大切ですよ」とニッコリ。確かに夫と私では体重も筋肉量も違うので、心地よいと感じる硬さにも違いがあると納得しました。

 

「石田屋」の快眠アドバイス2
布団で暖をとり、パジャマは薄く


「おへそ展」でも人気だった「石田屋」オリジナルのシルクパジャマ。薄手でさらりとした肌ざわりで、夏も冬も快適。ネットに入れれば家庭の洗濯機で洗えます。


寒いからといって、分厚いパジャマを選んだり、重ね着ぎしたりすると、寝返りの際に体が動かしづらくなります。さらに、「寝具の中に入ると、室温より保温され、睡眠中に体温の上げ下げが起こるので、部屋の中でちょうどいい格好でお布団に入ると温度が上がり過ぎてしまいます。しばらくすると温まってきますので、お部屋にいるときと同じ状態で寝具に入らないほうがいいですね」と八木さん。


「石田屋」の快眠アドバイス3
眠るときは、手のひらを上にしてリラックス


「おへそ展」の会場にて。手のひらを上にして「全身をダラ~」とリラックスするのがコツ。


「石田屋」さんの取材で、ベッドに横になったとき「手のひらを上にして肩甲骨を中心に寄せるようにしてみてください」とアドバイスをしていただきました。肩こりや歯ぎしりなどでお悩みの人は、体に力が入ったまま眠っていることが多いそう。「肩甲骨をギュッと寄せてから力を抜くストレッチを数回行うと、肩から肩甲骨まわりの力が抜けやすくなります」。力が抜けると、肩甲骨の間が開いて寝具と密着しているのを感じられるので、目安としてみてくださいね。


『暮らしのおへそ』の取材では、「石田屋」の代表・田中佳美さんがこんなことを語ってくださいました。

睡眠の質を上げて
目覚めがよくなったら
人生が変わりました

長年、浅い眠りに悩まされていた私は、今この言葉を実感しています。1日の終わりに、全身の力を抜いてお布団に包まれる幸せ。そして深い眠りから目覚めた朝のさわやかなこと! 確かに人生のクオリティが上がる気がしています。

最後のアドバイスにもあるように、寝具はパーソナルなものなので、私の体験が必ずしも皆さんに当てはまるとは限りませんが、もし私のように悩んでいる方は、ぜひ「石田屋」を訪ねてみていただければ! 体験型ショールーム「ガマダン」では、さまざまなアイテムを実際に試すことができますよ。

石田屋 体験型ショップ「gamadan」

敷きパッドからマットレス、枕、かけ布団など石田屋オリジナルアイテムを試すことができ、自分に合った眠りをつくることができる。寝心地を試すことができる宿泊体験ルームや、発酵ランチが人気のダイニングカフェも完備。

 

石川県金沢市高尾3-4-1
TEL:076-298-4800
OPEN:11:00~19:00(火曜定休)
http://www.ishitaya.com/gamadan/

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