服選びに迷わない「POOL+」店主・妹尾圭子さんの快適クロゼット

ナチュリラ
2020.12.03

〝ひと目でわかる〞を徹底した妹尾さんのクロゼットは、
美しく、見やすく、出し入れしやすい、おしゃれが楽しくなる空間です。

「もともとシンプルな中に少しアクセントがある服が好きなのですが、特におすすめなのがスリット。動くと表情が生まれるし、インナーやパンツの色がチラリとのぞいて、ロング丈でものっぺりした印象になりません。家事や仕事にと動きやすいのもいいところ」

ほかにも、光沢や透け感のあるアイテムを加えたり、袖をまくったり、小さな工夫を重ねて、より自分に似合う着こなしを研究中。

「家にいる時間が増え、初めは一日中部屋着でいたことも。でも、好きな服を着たり、ピアスをつけるだけで気分が上がって、おしゃれの力に助けられました。家にいても、仕事をしていても、気負わずおしゃれを楽しむことでポジティブになれる気がします」


新築時にハウスメーカーに依頼して作ったウォークインクロゼット。右側にワンピース、中央にはおりもの、左側に今の季節に着るトップスを色別に吊るして。全体を見渡せて必要なアイテムをさっととることができる。

快適ポイント

・ひと目で見渡せるオープン収納
・アイテムごとに色別で分ける
・ベーシックカラーに絞る
・取り出しやすい分量をキープ


今シーズン着るトップスは正面の見やすい位置に。定期的に手放してできるだけ一定量を保っている。ハンガーは軽くてスリムな「無印良品」のアルミ製で統一感を出して。


作りつけの引き出しにはT シャツやカットソーを。サラッとしていて着心地がいい「エヴァム エヴァ」や、首元のあき具合が好みの「ホームスパン」のものを色違いで愛用。


ニットは「無印良品」のポリプロピレンの引き出しに。「型くずれしやすいものを上にして、詰め込みすぎないことを心がけています」。引き出しの中も色別にして取り出しやすく。


革バッグは吊るして収納。奥は店でも扱う「マイカ」、真ん中が「ヌイトメル」、手前が「アダム エ ロペ」。小ぶりに見えて収納力があるバッグを厳選して。


布バッグは重ねて右の棚に収納。いちばん上は軽くてやわらかい「ニトカ」のバッグ、その下は店でも扱う「タテトヨコ」の丈夫な裂織バッグ。


アクセサリーはネックレスと指輪、ピアスに分け、「無印良品」の仕切りつき透明アクリルケースに収納。小さく細かなものも整理しやすい。


引き出しの中でゴチャゴチャしがちな靴下の収納は「ニトリ」の不織布の収納ボックスを活用。これなら一目瞭然で、出し入れもしやすい。

photo:回里順子 text:増田綾子
『ナチュリラvol.51 秋号』より

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妹尾圭子
Keiko Seo

2009年に器店「プール プラス」をスタート。2018年、東京・富士見台に自宅併設のショップをリニューアルオープン。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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