出会った人、もの……すべてがおしゃれにつながりました 高野真由美さん Vol.1
薄手のロングコートをはおり、胸元にストールを。これが高野さんの今の定番スタイルです。
「買い物は直感なんです。好きなものは若いころから変わりませんね」と教えてくれました。
実は高野さん、これまで幾度となく足を止めてきました。一度目は美術大学時代。
「グラフィックデザインを学びながら、出版社でアルバイトを始めました。まわりのクリエイターを見て、自分にはインプットが足りないと感じたんです」
そこで、思い切って大学を休学。心理学や哲学などあらゆるジャンルの本を読んだそう。
「私はデザインで何をしたいんだろう? と考えました。そして、幼いころに読んだ絵本のように残るものを作りたいなと」
復学して卒業後は、デザイン事務所に就職。そして再び足を止めて独立。CDや書籍のデザインを手がけるようになりました。
そのころ、パリで出会った友人の勤務していたブランドが「マルタン マルジェラ」でした。「ファッションとアートの融合ってあるんだ! とワクワクして。今もワードローブの中心です」
photo:馬場わかな text:一田憲子
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Profile
高野真由美
美術大学でグラフィックデザインを学ぶ。卒業後はデザイン事務所で、広告や雑誌、CDジャケットなどを担当し、フリーランスとして独立。出産後は縁のあるミュージシャンやクリエイターとの仕事を手がけている。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。