１年の350日はデニムで。自分が自分でいられる服が好き　吉村由美子さん Vol.2

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そんなロック魂が再燃したのが8年前。加工しないロウデニムを使い、ご自身でデザインを手がけ「FEBRUARY」というブランドを立ち上げました。

「デニムって、トレンドも年齢も超えて、カジュアルにもパーティにも着られる。着方次第でその人のものになるんです」

実は吉村さん、7年前から剣道の道場に通い、三段の腕前。

「まったくの初心者だから、最初は心配だったけれど、武道の精神に触れることで、自分の心を強くしたかったんです」

音楽もデニムも、そして剣道も、少しずつ自分という軸を太く確かにするためのプロセス。私は私……。外と内がぴたりと一致しているからこそ、そのおしゃれは、どこにも無理がなく格好いいのだと知りました。

photo：枦木 功（nomadica）　text：一田憲子

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