【ふたりのオフタイム Vol.2】坂元峰子さん、隆夫さん

大人になったら、着たい服
2021.11.11

人生後半は、ちょっと歩くスピードを緩めて、今まで見えていなかったものに目を凝らし、聞こえていなかった音に耳を澄ませたいもの。そんな夫婦ふたりのオフタイムのおしゃれを見せていただきました。

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何を着ていくかは、
どんな時間を過ごすか
ということ


記念日にはちょっとおめかしして、ミュージカルや美術館へ。「毎年10月15日は初デートの記念日で、食事に出かけるんです」とふたり。峰子さんの白シャツは「ニコアンド」、パンツは「グローバルワーク」、セーラージャケットは古着。隆夫さんのシャツは「ラルフ ローレン」、パンツは「オールドネイビー」、ジャケットは古着で、エンブレムを自分で縫いつけた。


「出かけるときに何を着ていくか、夫が選んでくれるんですよ」と峰子さん。隆夫さんは若いころから洋服が大好きで、アパレル会社に就職。ふたりのおしゃれを考えるのが楽しくてたまらないそう。ところが当時は仕事が忙しすぎ、帰宅はいつも深夜。

「40歳を過ぎて、ふと何のために生きているんだろう? と考え、公務員になることに」

収入は半分になりましたが、峰子さんも大賛成。「妻は、いちばんよくわかってくれるマネージャーなんです」と隆夫さん。

5人の子どもがいる坂元家。家族で出かけるときも、まず何を着ていくかを隆夫さんが考えてきたのだとか。子どもたちが独立してからは週に一度は「反省会」という名目でふたりで食事に。坂元さん夫妻にとって、おしゃれは、日常の小さな幸せを見つけるツールのようでした。

 

「オレンジ色が好きです。
元気になれるから」


オレンジのボーダーカットソーに、ストライプパンツ、赤のジャケットを合わせたひとくせコーデ。隆夫さんから提案されたコーディネートは「とりあえず着てみるんです」と峰子さん。

「ストライプon ボーダー
赤と緑の靴下。
やんちゃ心が欠かせません」


「オールドネイビー」のヒッコリーストライプのシャツに「セントジェームス」のボーダーカットソーを合わせて。足元は緑と赤の靴下を重ねてやんちゃに。

 

photo:黒川ひろみ text:一田憲子

 


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Profile

坂元峰子、隆夫

Mineko Sakamoto , Takao Sakamoto

峰子さんは病院で子どもたちの世話など手伝いの仕事を続けたのち、現在は介護施設への送り迎えの補助のボランティアを。隆夫さんはアパレル会社に18年間勤務。在職中社会人アメリカンフットボールで活躍。そのチームのマネージャーだった峰子さんと結婚。2男3女をもうけ、40歳で退社し公務員に。定年退職後「ユニクロ」のお店でアドバイザーを務めたことも。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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