「羽織コート」…おすすめ帖vol.68

おしゃれさんコーディネート
2021.11.13


『ナチュリラ』本誌でも、季節ごとのリアルクローズとそのおしゃれな着こなし方を提案してくださっている人気セレクトショップ「アナベル」。店主の伊佐さんによる「季節のおすすめ帖」連載コラムです。季節ごとのおすすめの品を月に2回、ご紹介しています。

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photo:川本浩太 text:伊佐洋平 model:伊佐奈々

 

複数のブランドが並ぶ合同展示会で目についたのは、オリジナルで織り上げたという少し変則的なヘリンボーンのウールを用いたコートでした。シンプルなお洋服は、デザイナーご自身で縫製しているという。生地の特性とワークベースなユニセックスデザインがあいまって、ゆったりと着る羽織のようなコートとして、色々なコーディネートがその場で浮かびました。

 

 

オリジナルのヘリンボーンは、遠目にも気になる表情が魅力的です。通常は目の揃ったものが一般的なヘリンボーンで、少しノスタルジックな雰囲気に織り上げたかったというこちらの生地は、目が不揃いであることが特徴として際立ちます。たて糸とよこ糸の太さを変えることで、そして3色の糸を上手に組み合わせることで実現しています。

 

 

しっかりとしたウール地ながら、軽さのある一重のコートは、暖かいセーターと一緒に冬を過ごします。巻物も欠かせません。

 

 

ふんわりパンツとセーターのワンツーコーデに。

 

 

巻き物を外すと、襟もなくすっきりとした首元が羽織もののよう。カーディガン感覚で着てもいい。

 

 

 

冷え込んだ真冬には、こんなざっくりとした編地のセーターと合わせても素敵です。コットンパンツにフィッシャーマン、ヘリンボーンコートとオーセンティックなスタイリングには、黒の短靴も似合うけれど、ちょっとヒールが合わせたくなる。

 

 

 

次はレイヤーを楽しもう。

 

 

バルーンスカートにロングシャツワンピース、その上からセーター。程よいゆったり感とカッコ良さを意識して。

 

 

 

そんなスタイリングの上にもぴったりな雰囲気。

 

 

こちらも真冬にはストールを。防寒性が気になる一重(ひとえ)のコートも、ウールの温かいストールを味方にセットで考えることで、意外に都心部では十分な日がほとんどです。逆に脱いで持った時の軽さが嬉しかったりします。

 

 

コートはクロゼットで幅をとるアイテムである分、皆さんワンピースのようにたくさんはお持ちでないのが普通です。出来るだけたくさんのスタイリングを楽しみながら冬を過ごすためには、タイプの異なるお気に入りコートを集めると、よりおしゃれが楽しくなりますよ。今回ご紹介したタイプは、羽織のようなコート。前を開けて羽織る感じもサマになる。暖かいからという視点で今まで選んでいたウールのコートも、前を開けてサマにならなかったり、秋にはまだ着られなかったりと、案外活躍する期間が短いことも。生活圏の気候に合わせて、コート選びを進めてくださいね。

 

コート:YUI(結)¥41,800(税込)

ふんわりパンツ:blue in green ¥26,400(税込)

セーター:FACTORY ¥24,200(税込)

スカート:SUSURI ¥31,900(税込)

 

発売中の『ナチュリラ』秋号vol.55では伊佐さんが選んだとっておきのボアベストとその着まわしをご紹介しています。本誌もぜひご覧になってみてくださいね!

 

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アナベル

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