50代でたどりついた等身大のナチュラルシック 主婦 金子敦子さん vol.2
「開放的な南国での暮らしは、体型にも影響を与え、
人生最大体重へと突入してしまいました。
このままでは着る服もなくなる!」と一念発起し、
ダイエットをスタート。同時に、
両極端にふれた過去の自分を振り返り、
「本当に好きなスタイルは?」と考えるように。
40代で再び東京生活に戻った金子さんは
日常に無理なくフィットする服こそ、
自分のスタイルなのでは、と思い至ります。
「気張っておしゃれする必要はどこにもない。
誰かのために格好つけるのではなく、
自分自身が『心地いい』と思える服がいちばんだと、
やっと気づいたんです」
MyStyleをつくるための4つの工夫
1.古着屋さんで優良アイテムを手に入れる
古着大好き、下北沢の古着屋めぐりが趣味という金子さん。
「使い込まれた風合いに愛着を感じますし、新品では手に届かない
ものもお手ごろ価格に。店員さんのアドバイスも参考になります」
2.コットンパールのピアスでツヤ感を
顔色のくすみは50代には避けて通れない大問題。
ボリュームのあるコットンパールのピアスで、
顔まわりに華やぎをプラスするように。
こちら、何とネットで買った1000円のものなのだとか!
3.自撮りして着こなしをブログにアップ
加齢による体型や雰囲気の変化に対応するには、
自分を冷静に客観視することが不可欠ですが、
「自撮り」はかなり有効な手段。金子さんもこの方法で、
少しずつおしゃれが上達していったそう。
4.トレンドはプチプラで取り入れる
デザイン性の高い服、ワンシーズン使い切りの流行服などは、
「無印良品」「ユニクロ」「ザラ」で。
「プチプラも賢く取り入れればスパイスになりますし、
旬を取り入れるワクワク感も張り合いに」
等身大の普段着をシックに着こなす金子さんは
若い頃より一層輝きを増しているように見えました。
text:田中のり子 photo:枦木功
「ナチュリラ vol.35 秋号」より
Profile
金子敦子
日々の着こなしを自撮りで紹介するブログ「命短し恋せよ乙女★50代の毎日コーデ」が話題に。11月15日に、初の著書『お母さん、その服なんとかして!』(飛鳥新社刊)が発売予定。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。