ちょっぴり個性的なおしゃれのスパイス 「bonne maison」の靴下

今日のひとしな
2022.03.04

~「berkarte」より vol.4 ~

ペアトリス・ド・クレシーとジャン=ガブリエル・ウエーズによって、2012年に創業したフランスのソックスブランド、「bonne maison(ボンヌメゾン)」。

その独創的なデザインは、建築や文化、絵画などの芸術的な観点から、フランスらしい独特なセンスと絶妙な色合わせによって作られています。素材はエジプトの最高級コットン。イタリアで極細の糸に加工されたものが使われていて、フランスやポルトガルでも生産されています。

履き心地は柔らかく、幾度と洗濯を重ねても‟化けない”耐久性のある靴下にファンも多く、年二回発表されるコレクションは、毎回フランスから届くのが楽しみになります。


玉ねぎが波の波紋のように幻想的に描かれた……と思えば、目からこぼれ落ちる大粒の涙なんてものも。シュールでユーモアあふれる新作たちは、個性的な柄ながらスキンベージュがベースとなった、肌馴染み良い一足です。足元からちらりと覗く目にドキリとしそうですね。


つま先とボディに二色だけ使われた、柄とは違った魅力の無地タイプもあります。実は私がはじめて「bonne maison」に出会ったのは、こちらの無地。他にはない色合せと、縁に控えめにあしらわれた一本線に惹かれて、思わず手に取ったのをよく覚えています。

無地タイプは、薄い履き心地のタイツのようで、足にぴたりと寄り添うイメージ。レザーシューズとの合わせも美しく仕上がります。お店では、靴のフィッティング用にもう何年も同じものを使っていて、そちらを履いてもらうこともあるのですが、そのあまりの履き心地の良さに、みなさん揃って「気持ちが良い」と言われます。


バリエーションは、定番の無地が数色あるのみで、同じものが繰り返し作られることはほとんどありません。「もう今後はないかもしれない」と思うと、私もつい買い足したくなる一方で、嬉しいことに繰り返し履いても消耗しにくいので、気付いたら「bonne maison」だらけの靴下コレクションに……! というのが私のタンス事情です。

いつもの装いに他にはない色柄を足すだけで、ちょっと気分を高揚させてくれる靴下、お気に入りの一足に加えてもらいたいですね。

 

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