板倉直子さんのデイリースタイル【11月編】 #2 リゾルト711
『大人になったら、着たい服』で人気の板倉直子さん(セレクトショップ「ダジャ」ディレクター)の日々のおしゃれをご紹介するマンスリー連載。前回は”大人のデニム”をテーマに、板倉さんが信頼を寄せるデニムブランド「リゾルト」から、710、712、713をご紹介しました。今回は、4つのラインナップの最後の1本、711をご紹介します。
1950年代のインディゴ色の濃い生地を再現した、太めのストレート「リゾルト」711です。他のモデルより細い糸で織られているので、やや薄手で柔らかい着心地。洗うたびに毛羽立ち、きれいなブルーに育つのは、710と同じです。
太めストレートの711を、あえて大きく折り返してアクセントにしました。白シャツ+デニムの定番の合わせに、ほんのり個性が加わります。この日は、気温は快適だけれど、雨上がりで湿度が高めだったため、「ハンドルーム」の白シャツに「ソーノ」のニットを肩がけして。
同じく711をパリのB.C.B.G.(ベーセーベージェー)の気分でコーディネートしました。B.C.B.G.とは bon chic bon genreの略で、パリの上流階級的なシックで趣味のよいファッションやライフスタイルを意味するそう。上の写真と同じデニムと白シャツの組み合わせですが、ロールアップの幅を変え、ネイビーのカーディガンと襟元にスカーフをプラス。上品さを意識しました。
711は、もうひとつ別のはきかたもしています。太めの711をくるぶしより5cmほど上でカットオフすると、ロールアップとはひと味違うシルエットに。足元が軽くなり、ソックスや靴とのコーディネートが楽しめます。この日は「パンセレラ」のハイソックスに「チャーチ」のレースアップシューズを合わせました。チルデンセーターの白いラインとリンクして、コーディネートに”抜け感”が生まれます。
こちらも短くカットオフした711。コート、ファー、ニット、靴をキャメルで揃えて、デニムをシックに着てみました。ソックスのアーガイル柄が小さなアクセントです。
2回にわたってお届けした、板倉さん流デニムの着こなし、いかがでしたか? カジュアルで、若者のアイテムというイメージが強いデニムですが、選び方、合わせ方次第で、大人がはいてもサマになるんですね~。歳を重ねて、体型が気になる人こそ、メンズアイテムがおすすめ、というのも新鮮な視点。ぜひ、参考になさってみてください。
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