‟ありそうでなかった”がギュッと詰まった「motone」のエンゲイシャツ

今日のひとしな
2022.11.18

~「伝所鳩」より vol.18 ~

だいぶ秋らしい空気になってきた兵庫県豊岡市。上着が必要になる日も増えてきました。少し冷えてきた今日は、‟ちょっと変わったシャツ”をご紹介します。

福島県で30年以上シャツやブラウスの縫製を中心に作ってきた「サンユー二」のオリジナルブランド、「motone(モートン)」。そのラインナップの一つに‟エンゲイシャツ”というのがあります。

名前を聞いてピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんが、「エンゲイ=園芸」のことで、このシャツは園芸をする人や、植物を扱う方からの熱い要望を受け、商品化したものです。

 植物のお手入れは座って作業をすることが多いですが、そんな時に悩ましいのが服が上がってしまって背中やお尻が出てしまうこと。経験がある方も多いのではないでしょうか。そんなお悩みを解消するべく生まれた‟エンゲイシャツ”は、後ろ身頃を長くすることで、かがんだり座っても背中が出ないようになっています。

さらに、ユニークな機能が2つ。1つは袖のリブ。

「motone」は、働く人のための服を作っているのもあって、作業がしやすいようにリブが付けられています。腕まくりをして作業をしている時に、袖が落ちてこないのは最高ですよね。

そしてもう一つは、内側の腰付近のポケット。


「これは何に使うものですか?」とよく尋ねられるのですが、実はカイロを入れるためのポケットなのです。冬場や外での作業の際にはカイロを仕込んでおくことができ、見えないところで寒さから守ってくれます。

また、この後ろ身頃の裾部分には、左右にパッチポケットが付いています。

花屋さんなど本業の方は腰回りにバッグやポーチをぶら下げて道具を持ち歩かれていますが、こちらももちろん、補助的なポケットとしてや趣味でガーデニングをされる方が、ハサミなどの小物や手袋、手ぬぐいやタオルを入れることができるポケットとしても大活躍。作業をしながらさっと出し入れすることができます。

コットン45%とリネン55%の綿麻生地でできているので、着心地の良さはもちろんのこと、風通しが良く速乾性もあるので、毎日の作業で着たい方にもってこいの素材です。春夏秋はこれ一枚で十分ですし、冬はアウターの中に着てもごわつかないので、年間通して楽しんでいただけるかと思います。

しゃがんだ時、座った時に背中が出てしまうといった悩みは、植物を扱う人に限らず他の仕事の方でもそうだと思いますし、子どものいるお父さんお母さんもしゃがむシーンってほんとに多いと思います。そんなときに気にせずしゃがんで子どもと同じ目線になれるシャツだと思います。

ポケットが多いのも普段の生活でありがたいところなので、植物を扱う仕事じゃない方の暮らしでもきっと活躍してくれるはずです。

「ありそうでなかった」という声をいただきますが、本当にその通りで「リブ」をつけるだけでこんなにも使いやすく、毎日着たくなってしまう一枚です。

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伝所鳩(でんしょばと)

住所:兵庫県豊岡市日高町祢布967
営業時間:11:00~17:00
定休日:月曜・火曜・水曜
お問い合わせ:https://denshobato.tokyo/contact
HP:https://denshobato.tokyo/
instagram:@denshobatotoyooka 

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