季節も性別も関係ない! 「Fog linen work」のリネンストール

今日のひとしな
2022.12.12

~「LIFETIME」より vol.12 ~

スカートを履きたければ男でも履けばいい。それに、スカートに比べたらストールなんて、ちょちょいのちょい。


寒がりのわたしにとってストールは、ファッションというより日常生活に欠かせない道具のような存在。ネックウォーマーやマフラーでも良いのですが、このストールのモフモフ感がたまりません。


ただただ好きで身に付けているだけなのですが、ごくまれに「男がストールを巻くのは恥ずかしくないですか?」と尋ねられることがあります。そんなそんな! 古の時代からタイムマシーンで来られたのでしょうかね。「男だから」なんて気にしてたら、もったいないもったいない。

この数年で世の中が加速度を増して多様性を認め合うようになり、ユニセックスやジェンダレスなデザインの衣服も増えてきました。そんな性別を意識しないデザインも良いのですが、あえて異性の衣服を身にまとう感覚もまた楽しいものです。

今日ご紹介するのは、「Fog linen work(フォグリネンワーク)」のリトアニアリネンのストール。


リネンは春夏向け素材と思われがちですが、吸水性が高く速乾性にすぐれていること、繊維の中が中空になっていて起毛されていることから、実は外気が低いと保温性も発揮してくれる素材なのです。

保温性はウールには適いませんが、洗濯機で気軽に洗えることから、リネンストールは日常使いとして秋冬にもお勧めしています。大判サイズなので、室内ではひざ掛けとしても使えたりもします。



三辺はフリンジで、縦長一辺は生地の耳をデザインとして生かし、ヘリンボーンで織り上げた表情豊かなデザイン。

デニムの耳(セルビッヂ)やフロリーングのヘリンボーンが価値観の相違をもろともせず、多くの人の憧れでもあることを踏まえると、先入観を取り払えば、性別を気にすることなく多くの人に取り入れやすいアイテムになると思うのです。

また、衣服は自己を表現する役割を担っているという意味合いがまだまだ根強いですが、そこまで衣服で自己表現する必要性を感じない人や、それよりも日常生活における心地良さとして衣服を大切にしたい人にとって、意外と異性の衣服やアクセサリーは実用性を兼ねたファッションとしての選択肢も広げてくれるアイテムになるはずです。それに、多様性を肌感覚として身に付けることにも繋がると思っています。

もちろん、女性も。ストールの簡単な巻き方も伝授しておりますっ。

たかがストール、されどストール。ファッションはもっと自由で良いはず。これに尽きます。

 

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