スッキリ見える重ね着、4つのコツ
コートやニット類などのかさばるアイテムが登場する冬は、ともすると着ぶくれしてしまいがち。温かくても、すっきりとおしゃれに見えるレイヤードスタイルをつくるためにはどうしたらいいのでしょう?スタイリスト石井あすかさんに4つのコツを教えてもらいました。
コツ1
白と黒を効果的に使う
黒と白の持つ特徴を生かした着こなし。黒のロングニットで
シルエットを縁取りすることで、縦長で細く見える視覚効
果が生まれる。さらに、内側に白を挟めば抜け感も生まれます。
コツ2
同系色のグラデーションに
「色みがバラバラだと散漫になりますが、同系色のグラデー
ションにすると統一感が出るので、引き締まります」。ベージュに
は緑やカーキが、グレーには青やネイビーが好相性。
コツ3
体の中心にVラインをつくる
「Vネックは首まわりがほっそり見える効果がありますが、そ
れを全身に応用します」。ローブカーディガンの裾を結び、体の
中心に深めのVをつくってすっきりとした印象に。
コツ4
華奢で温かい素材をふんわり重ねる
最近は夏だけでなく通年素材になってきたリネン。その素材感
が、重くなりがちな冬素材に軽さをもたらします。リネンやカ
シミアなど、空気を含み華奢でも温かい天然素材を重ねて。
4つのコツを意識して上手に重ね方を工夫すれば、寒い時期もスッキリとおしゃれな
着こなしが実現できそうです。
『ナチュリラ』vol.32より photo:岡 利恵子 text:田中のり子
Profile
石井あすか
数多くの女性誌や書籍で活躍中のスタイリスト。著書に『石井あすかの小柄な大人が素敵に見える着こなしのルール』(宝島社刊)
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。