高品質でコスパもいい! 「ジチピ」のニットソー

“おしゃれの名脇役”に会いに行く!
2022.11.01

名作と呼ばれる映画には、必ずといっていいほど実力派の脇役が存在するもの。それは、おしゃれも一緒です。一見何げないのに、実は丹念にこだわって作られたアイテムたちは、主役を引き立てるための十分な腕前を持ち合わせています。この連載では、そんな“おしゃれの名脇役”にスポットライトを当て、王道のものから隠れた逸品まで、幅広くリポートしていきます。


 

ある日、暮らしとおしゃれ編集部員から「最近、毎日着たくなるほど気持ちいいニットソーがあって」と聞き、調べてみると、著名なスタイリストやエディターといった目利きさんの愛用率が高いことが判明。そのブランドは、1948年にイタリアのパドヴァで誕生した「ジチピ」。“くせになる肌触り、安心のフィット感、納得のできる価格”をコンセプトに肌着からスタートし、現在は天然素材のトップス全般を展開しています。輸入代理店・フォーチュン チー ジャパン代表の方が「ジチピ」と出合ったのは、約20年前。
「イタリアで『ジチピ』の肌着を購入して着てみたら、とても心地よくて。日本の皆さんにもこの良さを知っていただきたいと思い、販売をスタートさせました」
型紙製作、裁断、縫製、仕上げといった全工程を、現地の自社工場で一貫生産。信頼性が高く、コスト削減や品質向上にもつながっています。


約80名の人々が働いている「ジチピ」の工場がこちら。創業当時と変わらない風合いが保てる年代物の織機で、ていねいに作られています。
PR・工藤祐子さんが「このタートルネックは、社内でのかぶり率が高いんです」と教えてくださったのが、約8年前から定番として展開中の“アナナス”というモデル。


「ジチピ」“アナナス”タートルネック ジャストフィット ニットソー各¥7,480

 

ベーシックカラーからアクセントになる鮮やかな色まで、美しいカラーバリエ! ピタピタしすぎず、ほどよいフィット感だから、1枚でもインナーとしても重宝します。
「細くて長い繊維をよりしなやかに仕上げるトリートメント技術がイタリア製ならでは。洗濯を繰り返してもよれにくく、縮まないのも特長です」

カットソーなのにニットのように見えるのは、袖口や裾がリブ仕様になっているから。

「裾をフィット感が高まる2×2の7㎝リブで織ったあと、編み機のシステムを2×2のシングルリブに変えてそのまま身ごろを丸胴編みしていくので、つなぎ目なく編むことができます。なので、内側の両サイドがごろつかず、着心地の良さと見た目のきれいさが叶うんです」
ひっくり返してみると、確かにつなぎ目がありません!

「この仕様は、工場内にあるドイツ製の靴下用織機だからこそなせる技。カットソーでは、なかなか見られない技術です」
同素材のクルーネックも、タートルネックと同じ色展開で揃っています。


「ジチピ」“フラーゴラ”クルーネック ジャストフィット ニットソー各¥6,380

 

「バイヤーさんからよく言われるのは、『高くていいものは世の中にあふれているけど、メイド・イン・イタリーで高品質なアイテムがこのプライスで買えるのは本当に魅力的』ということ。物価高騰の波にのまれ、価格を上げざるおえない状況ですが、それでもお値段以上の価値を感じていただけると自信を持っています」
カジュアルを大人っぽくきれいめに仕上げてくれるニットソーを探している人は、ぜひチェックしてみて!


photo:花田 梢 text:三宅桃子

 

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フォーチュン チー ジャパン(ジチピ)

TEL:03-5708-5831
公式オンラインショップ:https://gicipi-official.shop/?all_items=true

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