60代の私でも「着てもいいよね」と思えた白ギャザーブラウス
こんにちは、高知のセレクトショップ「ANOUCK(アヌーク)」の森 厚乃です。3年間のマスク生活ですっかり表情筋が衰え、シワは増え……と、あんなに外したかったマスクが、今やありがた~いお友達。そうはいっても暑い夏には外したくなると思うので、現在少々お高い美顔器の購入を検討中です(笑)。
さて今日は、前週に引き続き、「ヤエカ」の白いシャツシリーズの第2弾をお届けしますね。
フンワリとしたギャザーブラウスは、長年デザインを変えることなく、シーズンごとに素材を変えて定番で作られています。
例えば同じ白でも、コットン100%のもの、リネン100%のもの、コットンとリネンの混紡のもの、その混率を変えたもの……と、微妙に違ってきています。なので店頭には毎年新作を並べていますが、外から見ると「あのブラウスずっとある……」と思われているかも(笑)。
白でギャザーとなると、お客様からも「可愛いすぎませんか?」というお声をよくいただきます。わかります! 私もギャザーで白でフンワリとなると、年齢的にもムリムリ、と思ってしまうほうです。
ですが、そんな私でもこのブラウスは、「着てもいいよね」と思えた一枚なのです。なぜなら、着方次第でグッと大人の表情になってくれるから。
このブラウス、一番上に一つボタンが付いています。そのボタンを外して、襟を開き気味にすることで、おのずと胸元にVゾーンのスリットが入り、大人に変身をとげるんです。いわゆる「襟をぬく」というのともちょっと違う、首から襟を離すような感じです。逆にボタンを留めると、可愛い雰囲気になります。
こんな二つの表情をもつブラウスは、「ヤエカ」ならではの細かいディティールの工夫や、「あれ、こんなところがこんな!」というパターンのおもしろさなどからくるものだと思います。
そしてもう一つ、これは全く私の好みの話ですが、甘いブラウスやワンピースを着たときは、バッグや靴は甘さ控えめにすると、ホッとします(笑)。今回は、リュックとスニーカー、さらにデニムでカジュアルダウンしてみました。
世の中に可愛いは溢れていますが、「この可愛いはちょっと違うけど、この可愛いは好き」っていうの、ありますよね。そんな自分でも説明はできないけど、「これ!」という感覚を尊重していきたいです。
次週は、「ヤエカ」の白シャツシリーズ最終回をお届けいたしますので、またのぞいていただけると嬉しいです。
YAECA WRITE ギャザーブラウス/white
Chimala デニム
MASTER&CO. リュック/ベージュ
hair&photo:藤岡ちせ(APARTMENT 102.)
←その他の「ANOUCK」の記事はこちらから
高知県高知市はりまや町1-9-7 1F
営業時間11:00~18:00(木曜のみ13:00~18:00)
定休日:水曜
https://anouck-shop.com
Instagram「@anouck.harimayacho」
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。