Daja【DAY_1】夏のおしゃれ・避暑地編「カシュクールブラウス」

暑い日が続きますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか？ 今日から5日間、「おしゃれさんコーディネート」特集を担当させていただく「Daja（ダジャ）」の板倉直子です。

今回は「涼しげな避暑地で楽しむ夏のおしゃれ」と題して、私の生まれ育った島根県奥出雲町にある約400年の歴史をもつ絲原家の協力のもと、素晴らしい自然と建物の中で撮影させていただきました。いつもは3日間特集で登場させてもらっていますが、今回は特別に月曜から金曜まで5日間連続でお届けいたします。

今回訪れたのは、私が住んでいる島根県松江市から車で1時間ほど山間に向かったところにある、仁多郡奥出雲町。緑豊かな中国山地の峰々に囲まれ、標高200～400ｍの起伏にとんだ場所です。夏は朝晩の気温差がかなり大きく、昼間は暑くても、夜から朝にかけてはひんやりして、クーラーは必要ありません。寝る時は長袖のパジャマでないと肌寒いくらい。避暑にもってこいの土地柄で、少し標高の高い場所では、冷涼な風が心地よく吹いています。

その奥出雲で約400年の歴史を持つ絲原家は、江戸時代に松江藩の鉄師頭取（たたら製鉄業）を務めた出雲御三家（他に田部家、櫻井家）の一つ。建坪350坪、部屋数40室を誇る大邸宅の「絲原家 絲原記念館」は国の有形登録文化財に指定され、その居宅や庭園の一部が公開されています。

今回の「おしゃれさんコーディネート」は、奥出雲の絲原家に避暑に訪れ、歴史ある建物や広大な庭園と散策路を巡りつつ自然とともに過ごした、ある夏の休日をお伝えします。

今日着ているのは、透け感のある涼しげなカシュクールブラウスとギャザースカート。柔らかな曲線が優雅なペイズリー柄のブラウスに、さらりとした肌触りのコットンボイル素材のギャザースカートを合わせてみました。

インドで作られた丁寧な手仕事による洋服は、伝統的な和の建築にとてもマッチするから不思議です。

書院造の居宅は廻縁になっていて、目の前に池泉回遊式の出雲流庭園が広がります。

縁側に座ってみると、通り抜ける風が心地よく、深く呼吸をすると心がどんどん澄み渡っていくようです。

「メゾンドソイル」のカシュクールブラウスは、上品な透け感のある大柄のドビーチェックのコットン素材で、白地にグレーのペイズリー柄が涼しげです。

手彫りの木版を手押しして生地にプリントする“ブロックプリント”が施された貴重なブラウス。機械による均一で単調なプリントとは異なり、一つ一つに味わいのあるムラ感があり、手仕事ならではの美しさが感じられます。

こちらは色違いで、ネイビーに黒の模様がプリントされたシックな色合い。

カシュクールブラウスは前を閉じて着るだけでなく、カーディガンのように羽織っても独特の存在感が出ます。

同じく「メゾンドソイル」のノースリーブワンピースの上に羽織ってみました。ワンピースは80番手の滑らかな肌触りのオーガニックコットンが使われ、体にまとわりつきにくくサラサラとした着心地です。

カシュクールブラウスの紐の先に付いたタッセルが、夏らしくエスニックな雰囲気を醸し出します。着方によって表情を変えながらゆらゆらと揺れる感じが、避暑地の優雅なおしゃれを演出してくれそうです。

明日は「ソイル」のブラウスとスカート、「メゾンドソイル」のノースリーブドレスをご紹介します。

photo：村上伸明

協力：絲原家
絲原記念館
茶房十五代

※紹介アイテムは、Dajaオンラインストアにて7/7（金）18時より発売開始

ペイズリーブロックプリントカシュクールブラウス
「maison de soil」
￥30,800 ( tax in )

ギャザースカート
「SOIL」
￥18,700 ( tax in )

ミニピンタックノースリーブドレス
「maison de soil」
￥30,800 ( tax in )

他、私物

日々おしゃれのことはもちろん、季節ごとの暮らしの楽しみ方、体や心の整え方などを綴った書籍も好評発売中です。ぜひご覧くださいね。

『明日、ちょっといい私に出会えたら』より
Amazon ／ 楽天ブックス

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